
【西武ライオンズ】開幕3連戦で1軍と1.5軍打者の差がでた【2021】
埼玉西武ライオンズは、開幕3連戦でオリックス・バファローズに2勝1敗と勝ち越しました。
まずまずのスタートです。でも、今回注目したいのは
1軍打者と1.5軍の打者の差
です。ここでいう打者の定義は、失礼ながら以下とします。
*西武の打者を対象
1軍の打者:3年以上、1軍でレギュラーを張っている
(金子、源田、森、山川、栗山、外崎、中村、木村)
1.5軍の打者:1軍と2軍を行ったり来たりしている
(西川、鈴木、岸、ブランドン、若林)
3連戦の結果を見ると、データ数は少ないですが、1軍打者のみがチームに貢献し、1.5軍の打者はほとんど貢献できていないことが分かりました。
【1軍打者の3連戦の成績】
打率:0.260(77打数20安打)
打点:9
本塁打:2
三振:15
【1.5軍打者の3連戦の成績】
打率:0.000(15打数0安打)
打点:0
本塁打:0
三振:9
この結果について掘り下げて考えてみます。
主力の成績(1軍)
【1軍の打者の3連戦の成績】
打率:0.260(77打数20安打)
打点:9
本塁打:2
三振:15
まず主力の成績です。本塁打は森選手の技ありの2本なので、さすがですね。
打点も栗山選手、森選手、山川選手、中村選手と「打つべき人」が打っている印象です。
主力以外の成績(1.5軍)
【1.5軍の打者の3連戦の成績】
打率:0.000(15打数0安打)
打点:0
本塁打:0
三振:9
続いて1.5軍の打者の成績です。まだ1本もヒットを打てていません。出塁も、若林選手の死球のみです。
ここから結果の考察をしていきます。
まず、打数が少ないのはしょうがないでしょう。また、新人の「ブランドン選手」と「若林選手」が結果がでないのは致し方ありません。
そして、1番の要素は「一流の投手」たちがオリックスで先発したことが大きいでしょう。
【オリックスの3連戦の先発投手】
3/26:山本由伸
3/27:宮城大弥
3/28:山岡 泰輔
山本、山岡の両投手は侍ジャパンに選ばれるほどの選手です。宮城投手もまだ2年目ですが、これから1流になるようなピッチングでした。
このような素晴らしいオリックスの投手陣がいたことで、西武の1.5軍の打者がヒットを打てませんでした。
でも、主力の1軍の選手たちは結果を出しているわけです。泥臭く、甘い球を待って打っています。
この「1流投手からでもなんとか粘ってヒットにする」という差が、
1軍打者と1.5軍の打者の差
となっていると思います。
1.5軍の打者の活躍がないと西武の優勝はない
主力の活躍だけでは西武は優勝できません。
なぜなら、ソフトバンクや楽天をはじめ、パ・リーグには一流の投手が揃っているからです。
もしこのまま1.5軍の打者たちが打てなければ、他球団は徹底して主力の打者との対戦を避けて、下位打線で抑えることに注力してくることでしょう。
1軍打者の成績
1.5軍打者の成績
2021年の西武の打線は、2018,2019年と比べるとどうしても劣っています。浅村選手が楽天へ、秋山選手がメジャーのレッズへ移籍してしまったからです。
西武が優勝するのは、1.5軍クラスの打者の活躍が必要です。
これからぜひ、1軍打者のように、粘り強く打ってほしいなと思います。
p.s 山本由伸投手は、どの球も一級品なので、致し方ありません。以前カーブについて調べたら、カーブもあまり打たれていませんでした。