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ゴールドFXを攻略するためのファンダメンタル分析とテクニカル分析

トレーダ-の"ふぁじお"です!
この記事ではゴールドにおける短期・長期の時間軸でトレードする際、ゴールド界隈で参考にされているファンダメンタルズの判断材料や私自身の具体的なテクニカル手法について、説明しています

なぜゴールドについて記事にするかというと、2024年時点で史上最高値を更新しており、近年の地政学的リスクの上昇、FRBの米金利動向、中国による大量買いなどから注目されると考えているためです。
さらに、ゴールドの値動きは大きいため短期トレードに向いており、少額資金でもリスクを最大限に抑えてレバレッジを掛けることで、一気に資金を増やせることが狙えます。

           ★最も伝えたいポイント★
しかし、殆どの投資家/トレーダーは利益は出せていません。その原因は総合的な判断ができていない、そもそもゴールド専門トレーダーが見ている経済指標含むファンダメンタルズを知らない、その情報源に辿りつくことができない等が上げられると考えています。
そこで本noteでは、テクニカル分析も含めファンダメンタル分析する際に見ておくべき指標やサイト、様々な情報源ソースを全てURL付きで説明しています購読者様には長期的に自力で、様々な情報源から総合的分析ができるようになって欲しいという思いで本note記事を作成しました。ゴールド専門でやっている方なら最低限は知っているはずで、判断材料にしているという視点は殆ど網羅できているかと思っています。

Youtube1分動画 

以下、ゴールド投資やトレードに判断する材料の一例を紹介します。
こちらは2023年以降のゴールドと米10年利回りを比較したチャートです。教科書通りで言うとゴールドと米金利は逆相関の関係ですが、2024年2月頃から逆相関を無視して、ゴールドが急騰しています。

ゴールドと米10年利回りを比較したチャート

以下のチャートは機関投資家の動向を読み解く際の材料となる代表的な金ETF(GLD)保有残高とゴールド価格の推移です。こちらも教科書通りに言うと、金ETF保有残高とゴールド価格は相関関係ですが、2024年頃から逆の関係となっています。

金ETF(GLD)保有残高とゴールド価格の推移

以上から2024年頃以降から、教科書通りのゴールドの売買がされていな環境があり、その背景を探ってみたいと思います。結論から言うと、この急騰は主に中国による購入が大きく影響しています。

以下は中国国内で国際市場と比較して、どの程度の価格差で売買されているかわかるチャートです。

2024年以降の中国国内でのプレミアム価格

以下Traidingviewのゴールド価格チャートは、代表的なゴールド先物取引されるCOMEX(GC1!)青ラインと、中国での代表的なゴールド取引所がSHFE上海期貨交易所(AU1!)橙ラインを比較しています。COMEX/SHFEスプレッドから、国際価格と中国価格との比較をすることができます。
特にゴールドが高騰した2月と3月ではCOMEX<SHFEが顕著で中国による購入が明確でした。中国国内で国際価格より高くても、非常に強気で買われていたことがわかります。2024年6月頭時点、プレミアム価格は横ばいで一旦熱量は冷めてきました。

2024年以降のCOMEXとSHFE

また主に中国やBRICS等では脱米ドルの流れが進み、米債券売り→ゴールド買いが進んでいると言われています。その指標として、ishares7-10 Year Treasury Bond ETF (IEF)/SPDR Gold Share (GLD)スプレッドがあります。
以下チャートはTraidingviewにて7-10年米国債を金ETFで割ったIEF/GLD(青線)とXAUUSDの日足を表示させています。
MACDインジケーター日足から、赤色の背景である期間(2024年2月頭頃)でマイナス圏へのデッドクロス以降から米国債売り→ゴールド買いに動いていることが分かります。MACDからは先行してぴったりゴールド上昇前にサインを出していました。
近年の中国の米国債売りの動向に関連して、このチャートからは米国債売り/ゴールド買いのどちらが優勢か判断する材料にすることができます。

ishares7-10 Year Treasury Bond ETF (IEF)/SPDR Gold Share (GLD)スプレッド

またゴールドは投機筋の市場参加が非常に多く、彼らのポジションを見ることは投資/トレードに置いて重要です。投機筋のポジションを確認するにはCFTC(米国商品先物取引委員会)から毎週発行されるCOTレポートが役立ちます。
以下の緑線が投機筋NETポジション、赤線が商業筋NETポジションを表すインジケーターです。一般的にこの緑線と赤線がクロスする時、近づいてきたタイミングがゴールドの押し目になり易いと言われており、見ての通り割と長い目で見ると精度が高いことが分かります。

XAU/USD週足とCOTレポート
2024年以降のゴールド投機筋ポジション-ヒートマップ

また未決済建玉OI(Open Interest)の推移と出来高を見ることで、投機筋の動向の形跡を辿ることができます。以下は2024年以降のxau/usdにおける出来高とOIの推移を表しています。
直近2024年以降5月のOIは減少を続けていることが分かりますが、上昇相場のなかでOIが減少に転ずると、上昇相場が一旦終了したのかを判断するヒントになります。OIが減少して価格が下落している際は、投機筋の買いポジションが決済されて価格が落ちた可能性が考えれます。
前述の中国国内プレミアム、米国債からゴールドの流れの過熱が一旦止まり、5月以降OI減少が続いていることもあり、調整局面であると言えます。

桃色4/26~6/7
価格-出来高-OIの市場センチメントの関係性

2024/6/7のヘッドラインで、中国中央銀行による金購入が続いていたが5月に購入がなかったとの報道があり、投機筋買いポジションの決済が入り下落に転じた思われます。今後も中国の動向には目が離せません。

2024/6/7ヘッドライン

非常に簡単にですが、最近のゴールド分析の材料を掲載しました。
今後順調にいけばFRBの利下げが始まりますので、米金利を見て教科書通りに取引をしてきた欧米勢の投資家/トレーダーから、ゴールドに資金が入れば上昇の余地が大きいと思われます。加えて、ファンダメンタルズ面でBRICKSや新興国の脱米ドルの流れ、各国の中央銀行の金購入、地政学的リスクの高まり、米経済の悪化、大統領選を含む季節性の値動き、テクニカル面のインジケーター等など、様々な判断材料をすべてURL付きで本Noteでは解説しています。(参照:<このnote記事から得られること>)

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近年のゴールドの関心の高まり、私の経験を踏まえてゴールドに特化した有料記事を執筆しようと思い立った次第です。割と超大作なので読み応えはあるかと思っております。お値段以上の内容を伝えられるように時間をかけて分かり易く、見やすく記事作成したつもりです(そもそもの用語解説はなるべく省いています)。

         <このnote記事から得られること>
            ★長期的な値動き★
●世界的なゴールド需要と供給の確認方法と考え方
●中国におけるゴールドの需要、近年のゴールド高騰した背景
●中央銀行による購入、新興国やBRICSの脱米ドルとゴールドの関係
●米国債からゴールドに資金が流れている背景や確認指標
●現時点の地政学的リスクの確認方法
●戦争勃発時の立ち回り、タイムリーな情報源
●金ETFと先物価格の関係性、値動きの意味や投資への活用方法
●金価格と金鉱株のパフォーマンス、HUI指数の活用
●機関投資家(スマートマネー)側のポジション変動の確認方法と投資への活用方法
●米金利とゴールドの逆相関が教科書通りでなくってきた理由
●景気停滞時のゴールドの動向
●景気停滞の予兆を捉える経済指標のソースURL一覧と客観的な捉え方
●季節性、大統領選のゴールド値動きアノマリーの確認方法
●ゴールド/シルバーレシオの考え方
●ゴールドを資産として持つ際の理想的な割合のシュミレーション

            ★短期的な値動き★
●チャートの水平ラインと斜めのラインの捉え方
●ゴールドが動きやすいタイミング
●注目したいローソク足
●ゴールドの特徴的な値動きや良く見るチャートの形
●ゴールドと相関関係のある指標や確認サイト
●ゴールドと通貨との強弱関係の確認方法
●無料8画面チャート表示と監視すべき銘柄
●具体的なエントリー場所案4つ
●リスクリワードとハイレバ戦略の資金管理
●お勧めのキャッシュバック方法
●このnoteで紹介する方法に関連した無料インジケーター紹介
 Traidingview、MT5で多くのインジケーターを紹介

              ★付録★
●ゴールド投資/トレードする際に役立つ多くの海外サイトとツール
●ゴールドや米経済関連の発信者、とりあえずこの辺りの人を追っていたら最低限の最新情報は手に入るという方々
●引用した海外サイト、海外のレポート、国内ブログ記事などの一覧
●お勧めできる書籍3選
●このnoteのPDF版の提供

トレードする際に推奨している証券会社やキャッシュバック利用について、私からアフィリエイト踏ませることは無いので各自で手続き下さい。
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このトレード手法に関するレポートは、筆者が実践している手法を紹介するものであり、特定の投資成果を保証するものではありません。投資・トレードにはリスクが伴います。過去のデータや統計は将来の利益を保証するものではありません。また、筆者は投資の専門家ではありません。したがって、投資に関する最終的な判断は読者自身が行う必要があります。
筆者は、このトレード手法に関するレポートの情報の正確性や完全性について、いかなる保証も行いません。筆者は、このレポートの内容に基づいて行われた投資によって生じた損失について、一切の責任を負いません。読者は、自己の判断で情報を活用し、投資に関する決定を行うことを推奨します。
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身の「自己責任」の元行うものとし、投資資産のいかなる損失等が発生しても著者は責任を負うことはできません。


★長期的な値動き★


長期的な値動きの章では、ゴールドがどのような影響により価格変動が起きるかについて解説しています。
まず「お金」というものは、どこに集まるかと言うと株式や国債など利回りが付くものにお金は流れます。お金を増やしたい投資家は基本的には利回りが大きい商品を投資対象とする一方、2024年にゴールドは史上最高値を更新するほど、大量のお金がゴールドに入っている現状です。
この背景には様々な要因が考えられ、後述しますが、世界的な地政学的リスク上昇、中央銀行の購入、インフレ懸念、米経済の停滞、BRICKSや新興国の台頭などにより、リスク資産からの逃避先として1番の選択肢に挙げられるのがゴールドになります。
そもそもゴールドとは実物資産で物的な価値が世界的に認められております。たとえ大国が滅びて通貨が無価値の紙切れになったとて、他の何かに価値を依存することがないゴールド自体に価値が残り続けます。つまり、ゴールドは全世界の共通認識で最強の物的価値を持つ実物資産です。

✅需要と供給

ゴールドは投資対象だけでなく、主に装飾品や機器、中央銀行の準備金などに需要があります。これらの需要の増減とゴールド価格の推移はWGC(world gold council)サイトで確認することができます。
注目すべき点として、近年の中央銀行による購入が増えている点があげられ、ウクライナ戦争など最近の世界情勢不安なども影響していると考えられております。通貨当局が為替介入に使用する資金、通貨危機により他国に対して外貨建て債務返済が困難な場合に使用する外貨準備として買われた側面があります。西側諸国の制裁による取引制限がかかるドルやユーロに代わる外貨資産として、ロシア中銀がゴールドが買われたと言われております。ロシア以外に中国の資産家や中東諸国が好んで米ドルからゴールドに移していると言われています。こららの背景は具体的なチャートやグラフを掲載しながら、後述していきます。
(WGC:https://www.gold.org/goldhub/data/gold-demand-by-country
供給面では目立った変動は見られず、明らかに需要面が大きくなったことからゴールド最高値更新まで買われたと言えます。

需要
供給

供給面から、中央銀行/投資/テクノロジー/装飾品による購入のみにフィルターしたグラフが以下になります。

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