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【海外移住準備3】ポルトガルに絞った背景

前回の記事で、ヨーロッパの中で検討した国を候補から外した背景に触れましたが、今回はその詳細について書いていきたいと思います。(上の写真は本文とはあまり関係ないけどポルトガルの教会の写真です)


ジョージア・エストニア・クロアチアを以下の観点で検討

前回の記事で触れましたが、以下の内容が影響しています。(前回の記事はこちら)

  1. 気候

  2. 安全

  3. 食事

  4. 言語

  5. 子供の教育環境

これらのことが特に気になったわけですが、今回は簡単に、その一つ一つをどう考えたかを書いていきます。

1.気候

やはり気になるのは気候。寒いのが苦手な私にとって、エストニアはやはり厳しいかなと思ったりする一方、サウナ好きの夫としては「そういう環境もアリかも」と期待に胸を膨らませていたり。

エストニアは色んな面でかなり気になる土地だったので寒さは怖いなぁと思いつつも、あえて期間限定なら!と割り切れる感じがありました。

クロアチアもドブロブニクはリゾート地としてヨーロッパ中から人が集まってくる暖かい場所らしいのですが、生活をするならザグレブの方が良さそうという感じになってきました。でも、クロアチアは縦に長い国で、あとは内陸部と海岸沿いで気温が違うらしく、ザグレブはドブロブニクと比べたら結構寒いらしいということが分かってきて、、、でもエストニアと比べたら全然暖かいです。

ジョージアも冬が長く、降雪が多いとのこと。ワインが有名と言うし、そんなに暑いわけはないと思いつつ…結局、どこもそんなに暖かいわけではないけど、エストニアが群を抜いて寒いということだけはわかりました。

2.安全

安全と言った時に、メインでは「治安」を考えていました。去年の夏前あたりの、移住検討し始めの頃は…まさかこんなことになるなんて。

治安で言うと、どこも似た感じなのかなと思っていました。この後に書いている言葉の話もあるのですが、何かあった時に英語がどれくらい通じるかということも考えた時に、少しエストニアが良いのかなと思ったりで。

エストニアについては「e-Residency」の概念に触れた時に「エストニアがどうしてIT先進国として発展してきたか」についても、物凄く納得するようになりました。それを通してエストニアが常にロシアを意識しながら生活していることを感じたのです。

「国が侵略されても、サーバーが攻撃されても、国が国として生き残れるようにしている」(下記リンクからの引用)という話。この時、バルト三国の歴史も少しですが読み物を読んだりして、その歴史的背景に思いを馳せたりしたのですが、まさかこんなことになるとは…(2022年3月現在)

ジョージアもコーカサス地方の歴史とか色々ありますし。クロアチアも調べるとずっと様々な国との戦いの歴史を持っているようでした。そういうことも頭の片隅に置かなければいけないな、なんて呑気なことを思っていました。

ヨーロッパの国々の方からしたら日本という国の方が珍しいのだろうと思います。四方を海に囲まれて、とても特殊な環境なんだなと改めて思います。


3.食事

食事は大事!食事はジョージアが一歩リードしていました。シュクメルリとかご飯が美味しそうなのもあるのですが、以前NHKの「新シルクロード」のDVDを図書館で借りて見た時に、ワインを作っている一家について取り上げており、アナログにワインを作っている姿に感動して「あぁ。いつかジョージアのワイン飲んでみたい」と思っていたのでした。このコーカサス地方の新シルクロードは歴史の勉強にもなるし、とても面白くておススメです。

クロアチアも、アドリア海に面した方では色々魚介類が食べられそうだし、なんだか美味しそう!

一方、エストニアもきっと美味しいのは美味しいのだろうけど…正直、フィンランドを旅行した時にあまり食が豊かな印象を受けなかったこともあり、ちょっとエストニアは料理面でマイナスの印象…(個人の意見です)

4.言語

基本的にどこの国でも英語が通じるというような話でしたが、クロアチアは観光地以外だと通じないことも多いという話もあり(きっと住むのは観光地なのだろうけれど)「もし、住むとなったらクロアチア語を習得する?のか??」などと考えて、ちょっと尻込みしてしまいました。もちろんものすごくクロアチア愛が強く、ずっと過ごす覚悟があったら全然良いと思うのですが…

ジョージアもジョージア語とロシア語が公用語とのことで、英語も通じるところでは通じるらしいのですが…難しい。そして、ジョージア語の見た目がかわいい。かわいいけど、読めない…

エストニアは当たり前のようにどこでも英語が通じるらしいです。(行った人から聞いた話)

5.子供の教育環境

子供の教育環境。環境というと大仰なのですが、簡単に言ってしまうと「子供を公立小学校に入れられるか」ということについて調べていました。

インターナショナルスクールにすれば別に良いのですが、我が家は「せっかく移住するなら現地の子供たちと同じ教育を受けてみるというのが良いのでは?」という考えなので(あと、そんなにお金があるわけでもないので)そこを調べてみました。この情報がネットを漁ってもなかなか出てこなくて…結局大使館などに問い合わせました。

私が2021年の夏頃に調べた内容ですから、その後変化もあるかと思うのであくまでも参考程度にして下さい。現時点での情報は違うかもしれません!

実はジョージアはこの情報を調べる前に候補から外していました。上の4つの話と、何より「ノマドワーカーに(既に)人気!」という話から、既にたくさんの人がいるところに行くのも…と天邪鬼な我が家は距離を置いてしまったのです。

で、話は戻してまず、クロアチア。クロアチアは前にも書きましたが、大使館の方の対応もとても丁寧でした。そして学校に関しての問い合わせに対しても「(検討しているノマドワーカー向けのビザでも)子供は公立小学校に通えます!」という回答を得ました。

そして、エストニア。エストニアは前にも触れたように即レスの国。国家レベルのところに問い合わせたところ「移住を考えている自治体に問い合わせてほしい」と言われ、そこでも「ここじゃなくてこっちに…」と何ヶ所かたらい回しにされた結果、たどり着いた場所で言われたのが「税金を納めていない旅行者に義務教育を提供することはできない」ということでした。

エストニアのノマドビザは1年なのですが、半年くらいまでは税金を納めなくて良くて、その後払う必要が出てくるようだったのですが、その窓口担当者曰く「ノマドビザによる滞在者=長期旅行滞在者」という感覚のようでした。半年以降に税金かかるようになったら通えるのか?とも思ったけれど、何となくその回答にイラっとしてしまったのと、どっちにしろ一年のビザなら半年しか学校通えないなぁと思ったのと両方の観点からエストニアの公立小学校に通うことはないなと判断。

同時にエストニアの検討を終えることにしました。ビザ取得の手軽さで言ったら本当に素晴らしいと思うので、お子さんの教育とか考えなくて良い方や、インターナショナルスクールに通わせようという方には良いと思います。

結局、クロアチアは総合点で夫の心に響かず。という感じで検討をクローズすることに。

これくらい他国について調べがついてきた頃には、同時に検討を進めていたポルトガルビザへの道が少し見えてきていたということもあり、バックアッププランは不要!やはりポルトガル一本で行こう。となった感じです。

次は、ポルトガルに渡航を決めた背景などについて書いていこうと思います。


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