三日坊主は挑戦者の証かもしれない話。

何を隠そう、私、「多趣味の飽き性」ってやつで、自分の中で何かを「極めた!」ってことはありません。何やっても中途半端。

人に、「〇〇できるよ」って、まぁ言えないわけじゃないけど、できる人の集団に投げ込まれたら、素人に毛が生えた程度の技術と知識で、自慢できるものは何にもない!

そう。多趣味って言えば聞こえはいいですが、悪く言えばただの三日坊主なんです。
一時期、それが私にとっての悩みでした。

ちょうど、その話を趣味で出会った人にポロっと漏らしたことがあったんですね。
「私って何か始めても割と三日坊主で終わっちゃうんですよね。すぐ飽きて、また別のことやって。たまに戻ってきて、また別のことして。
本当はもっと一途に何かに取り組みたいんですけどね…」って。笑

その方は大人になってからギターを習い始めたようで、学生の頃から弾いてます〜みたいなキャリアではなかったのですが、とにかくギターが好きで好きで、触らない日はなくて、どうしても触れない日は心の中でギターに話しかけるくらいギターを溺愛してる方で、私とは真逆の方だったので、ついつい、熱意の保ち方とか、そういうことが聞けたらいいなと思ったのかもしれません。
もしかしたら、意識はしてないけど「それじゃアカン!」と喝を入れて欲しかったのかも、と今では思います。

ですが、返ってきたのは予想外の言葉でした。
「三日坊主でも、いいじゃん!」

私はまさに、不意打ちを喰らった気持ちでした。
三日坊主でいいなんて思ったことは、今まで一度たりともありませんでしたから。

その方曰く。
三日坊主ってことは、何かに挑戦した結果でしょ?
大抵は、挑戦もしないから三日坊主にすらなれないんだよ。
だから、たくさん挑戦するっていうのはいいことなんだから、気にしなくて大丈夫!
そのうち本当に打ち込めることが見つかるかもしれないし、少しずつでも得た知識や経験は、他の分野でも絶対役に立つから!」

目から鱗とはまさにこのことかっていう衝撃でした。
確かにそうだよなって思いませんか?笑

その事実だけでも、私は悩みを手放すことができたし、何しろもっとすごいのはそのポジティブシンキング!

思考回路を変換して、逆側から物事を見てみるだけで、いかに自分の視野が狭かったかってことを痛感しました。

自分はコレでいいんだ!って、自信にもつながりました。


ということで。
三日坊主万歳!と今なら胸張って言えます。笑
試食して不味いもんは誰も買わないんだから。それと同じだと思います。笑

やりたくなったらまたやればいい。
それだけのこと。

難しく考えないで、また明日も緩やかに進んでいきましょ。


おわり。

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