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ICDとDSMについて


本で読んだ違い(参考、加藤忠史、双極性障害)


・DSM→アメリカ精神医学会が作ったもの精神疾患の診断基準を定めたもの。RDCがDSMの前進。

・ICD→WHOが作ったもの。疾病全般を分類したもの。

ICDには明確な診断基準が明記されていなために、医師によって診断にばらつきが出る。よって、行政的な分類はともかく、臨床診断にはDSMを使う方が良いとされている。

DSMは5、ICDは11が最新版。
※2024年5月1日現在

ネットで調べた違い


ICDは世界保健機関(WHO)が作成し、すべての疾病を含む疾病全般の分類を行っています。一方、DSMはアメリカ精神医学会が作成し、精神疾患のみに関する疾病分類と診断基準を提供しています。

ICDとDSMの間には、診断基準の詳細さと焦点に違いがあります。DSMは精神疾患の診断に特化しており、より詳細な診断基準を提供しています。そのため、臨床診断にはDSMがよく使われます。しかし、ICDも精神疾患の診断基準を提供しており、国際的な疾病の統計や行政機関での使用に適しています。

したがって、ICDには明確な診断基準が含まれていますが、その範囲は全疾病をカバーしており、精神疾患に特化した詳細な診断基準はDSMが提供しています。医師は、診断を下す際にこれらの基準を参考にし、患者の症状や状況に最も適した診断基準を選択します。それぞれの診断基準が提供する情報を適切に利用することで、診断のばらつきを減らすことが可能です。

以上です。