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「ドイツ縦断ひとり旅」(22)ロストックからハーメルンへ  英語はダメ!

2019年9月23日(月)今日も快晴

7時、起床。8:20、0階で朝食。さすが大手チェーン・ホテル、お客さんも多い。たくさんお皿を並べて、さあ、とテーブルに手を置いたら、シリアルがこぼれてしまった。そして、床には牛乳が。おお、何てこと!こんな失敗、初めて! フロアスタッフに謝って、そそくさと朝食を終える。それでも、取ってきた分だけはしっかり食べたけど。

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今度の旅で初めて、電話機のある部屋。友人のヘルガにかけようとしてみたが、何度やっても「ブー、ブー」という音だけ。電話番号の頭に何か付けるんだろうか。彼女の携帯電話にかけているのに。分からないので諦める。

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10:30、チェックアウト。駅へは徒歩1分。 あっ、イチゴ屋さんが出ている。いつ、どこで見てもキュートだなあ。写真を撮らせてもらう。ごめんね、買わなくて。

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ロストック中央駅11:07発 ハンブルク行きはもうホームにいた。この7番ホームへ来るまでに、ちょっと時間がかかった。 ー2、ー1、0、1、2と階のある大きな駅で、地下はUバーンだから違うとして、0またはEは地上階で、やはり違う。でも、1階(日本では2階)に行くと、7番がない。また0階に降りてしまって、上がるボタン△を押すけど、1階しか上がれない。3回やって、やっと2階に上がることができた。

インフォにいた60歳くらいの女性職員は、私が英語を使うと、「ナイン・エングリッシュ! ドイッツェ!!(英語はだめ!ドイツ語で!!)」と、しかめっ面で怒鳴った。今どき珍しい。 単語だけでもと頑張って並べて、最後に「ビッテ!(お願いします!)」を付けた。すると、気分を良くしたみたいで、これからの乗り継ぎを教えてくれた。私が行きかけると、「グライス・ズィーベン(7番ホームよ)」と、わざわざ教えてくれた。ニッコリ笑って、「ダンケ・シェーン!」

7番ホームにはたくさんの旅行客。たぶん、このホームは長距離列車用なのだろう。短い滞在だったけど、ロストックはいい街だったな。北欧的な雰囲気があった。

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ロストック~ビュッヘンは約2時間。REを乗り換えて、リューネブルク、13:30着。ICEに乗り換えハノーファー、14:58着。S5に乗り換え、ハーメルンには16:10着。 列車が遅れなければいいけど・・・。

田園地帯を走る。 昨夜、テレビで映画を観ていて、3時間しか寝ていない。ウトウトする。でも、12時半にはしっかり目覚めた。車内放送で、「次はビュッヘン」 うそ!5分遅れている! ビュッヘンでは乗り換え時間が6分しかないんだ。しかも、4番ホームから40番まで移動しなければならない。

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急げ!急げ! 40番ホームに赤いツーク。あれだ! 走る! 間に合ったと思ったのに、目の前で発車しちゃった。時間きっかりに。

ベンチで40分間待つ羽目になった。今度のホームは140番。リューネブルク行きは時間通りに発車した。乗り換え時間は14分ある。皮肉なことに、今度は遅れなかった。ホームを移動して、14:29発のICE1279号を待つ。へえー、チューリッヒ行きだ。これがまた、10分遅れて到着。

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やっと乗り込んだのはいいが、超満員。予約を取っていない私には席がない。平日の午後なのに、すごい人! 少し曇ってきたなあと思っていると、15:22、列車が完全に停止してしまった。右も左も森。放送が流れるが、ドイツ語なので分からない。 15:33、やっと動き出した。もうハノーファーからハーメルンに向かっているはずの時刻。

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遅れて到着し、どっと人が降り、エレベーターに1度で乗り切れない。下るにも上るにも待たなければならない。

やっと、1番ホームに着いた。ふうーっ、セーフ! 15:55発のSバーン5でハーメルンへ。これも大勢の人。かろうじて座ることができた。 16:45、ハーメルン駅に到着。ふう、今日も長い旅だった。

駅前の公衆電話から、何度もヘルガにかけてみるけど、繋がらない。駅にいてもしようがない。彼女の家に行ってみよう。

駅前からタクシーに乗る。 「・・・通り7」 ドライバーは2回繰り返すと、見事、家の前に停めてくれた。 「9ユーロ90セント」 10ユーロ札を渡すと、彼が「ノイン」と言ったように聞こえたので、「ツェーン・オイロ(10ユーロ)」と言うと、「ノイ!」 ああそうか、「新しい」って言ってるのね。そりゃあ、旅行前に地元の銀行で買ったユーロ札だから新札だけど、そんなに珍しいのかなあ。えっ?「あんたが今朝、印刷したのか?」だって。あははは。

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