“May I … ?” の使われ方で一瞬「えっ!?」っと思った表現があったので取り上げてみました。
May I have ...? で始まる英文はよく使われますが、意味もそんなに難しくないと思います。
例えば、”May I have your name?” は「お名前を教えていただけますか?」で、丁寧に相手の名前を尋ねる表現です。
名前を尋ねる時に、一番よく知られているのは、”What’s your name?” ですが、初対面で突然これを使うとぶっきらぼうな感じを与えてしまうので、注意が必要です。
ただ、May I have your name? もある意味堅苦しい言い方なので、そんなにフォーマルな場でなければ、
My name is ....... と自分の名前を言ってから、続けて What’s yours?
というのがいいのではないかと思います?
他にも May I have ...? で始まる表現は、
May I have a glass of water? (水をいただけますか?)
May I have your opinion on this matter? (この件についてあなたの意見を聞かせていただけますか?)
May I have your pen? (ペンを貸してもらえますか?)
May I have my hair cut, please? (髪を切ってもらえますか?)
May I have a word with you? (ちょっとお話ししてもいいですか?)
などがあります。特に最後の May I have a word with you? は面白い表現ですね。
上記の例文はそんなに難しくはないのではないでしょうか?
タイトルに「えっ!?」っと思う表現と書きましたが、それは次のアニメ「美女と野獣」の中で出てきました。
その場面は、主人公ベルに恋したガストンが、ベルの本を取り上げた場面です。
本を取り上げられたベルはガストンに向かって “May I have my book, please?”「本を返して」と言います。
この表現も簡単な語を使っていますが、すぐに「本を返して」と理解できたでしょうか。
というのは、May I have your pen? 同様、May I have your book? なら「あなたの本をお借りしてもいいですか?」とピンときますが、your が my になって May I have my book? となると、一瞬分かりづらくなるのではと思ったからです。
多分、May I ask you to return my book? と私なら言うと思います。直訳なので分かりやすいからです。
でも May I have my book? の方がシンプルでいい表現だなあと思ってしまいました。
返して欲しいものは何でも book の代わりに入れればいいので応用は無限です。
Thanks for reading my article. Hope to see you soon.
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