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人事
私は就活生である。
大学3年生なのだからそれもそのはずなのである。
12月に至るまでに長期インターンと早期選考で面接をさせて頂く経験が数回ほどあった(全部落ちたが)。
その際に各企業の人事の方とお会いする機会があるわけなのだが、大きく分けて3パターンの「ジンジ」がいる様に思う。その調査結果をここに記す。
1 : オーソドックスな「笑顔張り付き型ジンジ」
基本話をしている最中は笑顔が張り付いていて、とても嘘くさい共感をしてくる。
反応が嘘くさいせいで、こちらの話が本当にジンジの心に響いているのか分かりづらいという特徴を持つ。正直一番怖いタイプ。多分スピリチュアルに傾倒している。
2 : ヘラヘラ系「圧迫面接系ジンジ」
これもわりと多いタイプのジンジの一つである。
「自己PRをどうぞ・・・なるほど、具体的には?」
「弊社のことを本当にご存知ですか?」
など、とにかくこちらの嫌がることを質問してくる。単に私の企業研究が至らない事が原因なのだが、1パターン目との大きな違いは、会話の間を詰めない事である。
基本ジンジは会話を円滑にするために間を詰めて話してくるのだが、このタイプはそれをしない。むしろ間を恐れずに、こちらの反応を見てくる。こちらを軽く見下し、嘲笑するのが特徴的。男性に多い。
3 : 希望の配属にならず「仕方なくやってます系ジンジ」
このタイプとはあまり出会ったこともない方も多いのではないだろうか。
ジンジも初めからジンジになろうと思ってジンジになっているわけではない。
むしろ、やりたいことがあるのにジンジになっている人の方が多い。ジンジだって「ケイリ」や「キカク」などを夢見ている。
このタイプは会話が機会的に進んでいく。点数に明確な基準があり、マニュアル化した質問をこちらにぶつけてきて人を見ていない。
そのため、こちらも用意してきた回答をそのまま答えていくため会話のテンポはとても良い。
だが、テンポ良く上手く話せたと考える学生側の感触とは反対にジンジ側はそれほど良くないエピソードでも深掘りする事がないため、評価は低くなるという怖さを孕んでいる。
以上が「ジンジ」の生態である。
たった数回の面接これだけのタイプがいたのだから、もっと多くのタイプのジンジがいてもおかしくない。
例えば、「カジュアルに面接しますよ感出してくるけど目ギラギラしすぎじゃない?」系ジンジや『相槌が「なるほどです」しかないけどほんとに理解してる?』系ジンジなどがいてもおかしくない。
これからも我々「シュウカツセイ」と「ジンジ」の戦いは続くのだろう。
私がもし「ジンジ」に捕食されることがあったらこの調査を誰かが引き継いでくれることを願う。
2023/12/1 16:28
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