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神代植物公園

所在地:東京都調布市深大寺元町2丁目及び5丁目、
                深大寺北町2丁目及び3丁目、深大寺南町4丁目及び5丁目
アクセス:調布駅からバス
訪問日:2024年6月16日

神代植物公園の『ばら園』へ行ってきました。

私は植物の知識がまーったくありません。
ばらの知識と言えば、漢字で薔薇が書けるくらいです。

「薔薇の種類を1つあげよ」と言われたら、間違いなく「ベルばら」と答えます。

出典:神代植物公園ホームページ


ばら園

『プリンセス・ミチコ』
イギリスから、美智子皇太子妃殿下に捧げられたそうです。

『スカーレット・ボニカ』
メイアン社が開発したボニカシリーズ。
メイアン社は、フランスプロヴァンス地方に本拠地を置く名門ローズ屋さんで、数々のヒットバラを生み出しているそうです。
ボニカはメンテナンスの手間が少ないバラで、1つの花が枯れてもあとから次々咲くんですって。

『チャールストン』
最初は黄色の花びらに赤い縁取り、最後は全体が赤くなるそうです。
フランス生まれですが、名前はアメリカのダンス、チャールストンが由来だとか。どこがチャールストンなのかは、調べてみましたがわかりませんでした。

黄色からだんだん赤くなっていく様子がわかります。
このポップな雰囲気がチャールストンなのかも

『ワイルド・ファイター』
一重咲き。
ワイルドファイターは「山火事」の意味。
うん、燃えているように真っ赤ですね。

あとは名前がわかりません。


暑いので、温室へ行くことにしました。
外が30度を超えているので、温室のほうが28度くらいで涼しいのではないかと思ったのです。
ところが温室はもっと暑かった。


大温室

出典:神代植物公園ホームページ


『メディニラ マグニフィカ』
「熱帯の宝石」と言われているそうです。
七五三のかんざしみたい。

『ヒスイカズラ』
「ヒスイ」は翡翠、その名の通り鮮やかな色です。

『シクンシ』
中国、奥東潮州の黄という夫人が、仙丹山を通るときに落としたかんざしが、この花になった、という伝説の花。
沖縄には古くからあり、琉球三名花の1つだそうです。

『パパイヤ』
沖縄では野菜のように食べられているそうです。
しりしり器でしりしりする。
しりしりって人参だけではないのですね。

パパイヤイリチー
味の素さんのレシピからお借りしました。
ナプキンが紅型!

『ウツボカズラ』
食虫植物。
蓋に蜜があり、虫が誘われてやってきます。
つるっと足をすべらせると、袋の下の方には液がたまっていて、落ちた虫は溺死しちゃうそうです。

『ブルグマンシア・ウェルシコロル』
ラッパみたいで可愛いー、なんて吹いてみちゃだめ。
猛毒だそうです。

『コスツス ルカヌシアヌス』
「口紅ジンジャー」とも言うそうです。
ショウガ科なんですね。
アフリカでは、頻脈や胃病の民間薬として使われているそうです。


ラン会場

日本に自生するラン科植物はおよそ300種。
そのうちの3分の2が絶滅危惧種だそう。


さーーーて。堪能したので、帰ります。

気持ちいい。
私は花より緑が好きかも。


本日の着物生活普及運動。
江戸小紋の切り嵌めです。
わかりにくいですが、半襟はばらの模様。
このばらの種類は「チャールストン」でしょうか(覚えた)。

唐子ちゃんの半幅帯を変わり貝の口に結んでいます。

唐子ちゃんはこの子。

髪の毛を頭の上や左右で結い、中国風の衣装を身につけた童子。
唐から伝わった文様なので、「唐子」と呼びました。
よく陶器の模様になっています。

私の大好きな陶器作家・斎藤知さんの作品
ブログよりお借りしました。
https://satoimo918.exblog.jp/31066996/


長い時間、おつきあい頂き、ありがとうございました。



<カバー写真>
伊藤若冲『動植綵絵 薔薇小禽図』
ばらは真正面から見た形に意匠的に描かれています。
鳥さんが片足で器用に立っているのが可愛い。

出典:日本の美術
https://j-art.hix05.com/25jakuchu/jakuchu2/jakuchu206.soubi.html

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