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写経体験『祥應寺』

ピアノ教室のY先生
書道教室のK先生
着付け師範、A先生とA先生
そして絵画教室のpopo

という着物好きメンバー5人で、国分寺にある『祥應寺』へ写経体験に行ってきました。

所在地:東京都国分寺市本多4-2-2
宗派:黄檗宗
創建:不明 発掘された最古の板碑は正応元年(1288)
訪問日:2024年3月17日

<本堂>

お参りのあと、境内にある『喫茶去KAIPAN』(寺カフェ)でお昼ごはん。

KAIPANって?
調べてみました、「開梆」(かいぱん)と書くんですね。
黄檗宗や曹洞宗の寺院にある木製の法具で、食事の時間を知らせるものだそうです。
ああ、これ、見たことあるー。

出典:祥應寺公式webページ

魚はまばたきをしません。
水の中にいるため、目が乾かないからです。
昔の人はこれを見て、不眠不休、と思ったらしく「魚のように日夜修行に励みましょう」と修行僧への戒めとして、魚の形にしたそうです。
これが木魚の原型となりました。

口にくわえているのは、あぶくです。
「煩悩珠」といい、「貧・嗔・痴」の三毒を表しているそうです。
お魚のお腹を叩くことで、煩悩を吐き出す、という意味がこめられているのだとか。


店内
シルクロードや仏教関係の面白そうな本が見えたのですが、メンバーの誰も興味がないようだったので、手に取れず…。

筆者撮影


メニューは
「 豆カレー (大豆ミートのキーマカレー )」
「パスタ (ジェノベーゼまたは大豆ミートソース)
といった、お肉や魚を使わない精進料理です。


私はほうれん草のおかゆにしました。
人間の食事って、これでいいんだ、と思える、満足感でした。



さていよいよ写経です。

予約した時間に行くと、整然と用紙と筆ペンが用意されていました。
広々とした部屋で、貸し切りみたい、贅沢。

筆者撮影


1時間程度、真面目に写経しました。

なぞるだけですから、まあまあうまくない?

ところが隣に座っている書道教室K先生のを見ると…、

えっ!? こんなにも違うもの?!


同じ部分を書いた私の書。
なぞれていない…(^_^;)


でもいいの、みんなちがってみんないい、だから。



貸切状態なのを良いことに、写真撮影大会。
琉球畳です。
お庭が美しかったー。


この日は暑かったので、単衣の紬に、単衣の半幅帯。
帯の結び方は、時代劇を参考にしました。
伊達締めもしていないし、帯板も入れていません。
ほぼ毎日着るので、普段からゆるーい着付けなのですが、みなさんちゃんと小紋にお太鼓なので、そうすればよかったかな。

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