書く人にとって、無駄なことは何ひとつない。【名作ホラー『猿の手』の再話を手がけた 富安陽子さんインタビュー】
イギリスの作家ジェイコブズによる「猿の手」(1902年)はホラー短編の最高傑作として世界中で愛読され、これまで何度も舞台化、映像化もされるなど、後世の作家やクリエーターたちに影響を与え続けています。
けれど、今、「3つの願い」というキーワードは聞いたことがあっても原作を知る人が少ないのは、もったいない! と、児童文学作家・富安陽子さんが、子どもたちにとって親しみやすい再話に取り組まれ、ファンタジー・ホラーの名作「不思議な下宿人」(カットナー原作)と「魔法の店」(ウェルズ原作