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「こんな本あるかしら?」ときかれたら、オススメの本を紹介します!【#あるかしらおじさん】

世の中にはたくさんの本があります。
感動して思いっきり泣きたい、予想外の展開にハラハラドキドキしたい、あたたかい気持ちになりたい……読みたい思いはあるけれど、どれを読んだらいいか、分からない。

そんなときに「こんな本あるかしら?」と聞いたら、「ございます!」と答え、あなたにピッタリの本を紹介してくれるおじさんがいます。
それが「あるかしらおじさん」です。

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ポプラ社文芸編集部のTwitterアカウントでは、たまにおじさんが登場し皆様からのリクエストに答えています。
大反響につき、先日第3回を開催いたしました。幅広いリクエストをいただいたので、いくつか抜粋してnoteでもご紹介します。
どの本を読むか悩んでいる方!よかったら参考にしてみてくださいね。


【お仕事を頑張っているアナタへ】

Q.仕事のイライラを吹き飛ばせるような本、あるかしら?

ございます!
早見和真さんの『店長がバカすぎて』(角川春樹事務所)はどうかしら?
書店を舞台にして、文芸書担当の主人公が奮闘します。お仕事のイライラにもよりますが、上司にストレスを感じている場合は共感すること必至です。

Q.仕事がうまくいかない時に明日も頑張ろうと思える本はあるかしら?

ございます!
奥田英朗さんの『ガール』(講談社文庫)はどうかしら。30代の働く女子を主人公にした短編集。年下の部下とどう接するか、育児と仕事の両立は、いつまで「ガール」でいられるか……など、リアルにも拘わらずユーモアがあって共感しきり。「明日も仕事頑張るか!」と前向きな気持ちに。

Q.凛とした女性が主人公のかっこいいお仕事小説ってあるかしら?

ございます!
弊社で恐縮ですが、保坂祐希さんの『リコール』(ポプラ社)はどうかしら? 
大手自動車会社で働くエンジニアの女性が、車の事故原因の隠蔽疑惑がある経営陣を追い詰めていく姿がかっこいい! 胸が熱くなるお仕事小説です。

Q.大学生から社会人に変わる瀬戸際なんだけど、これからの自分にパワーをくれる本はあるかしら?

ございます!
エール!』(実業之日本社文庫) はどうかしら?
いろんな作家さんが描くお仕事小説アンソロジーで、様々なお仕事の大変さをちょっと感じながらも、働く楽しさを感じることができます。社会で働くのも面白いかも? ときっと感じることができるはず。


【ほっこりしたいアナタへ】

Q.ほっこりして切なく、でも胸がきゅっと感動する本あるかしら?

ございます!
加納朋子さんの『ささらさや』(幻冬舎文庫)はどうかしら?
事故で夫をうしなったサヤが、生まれたばかりの赤ちゃんと引っ越した町で遭遇する不思議な出来事。困った時は亡き夫が他人に姿を変えて助けに来てくれて…。謎が解明されるごとに心がほっこりして、ラストは涙が溢れます!

Q,ほっこりしちゃうミステリーみたいな本はあるかしら?

ございます!
藤野恵美さんの『ハルさん』(創元推理文庫)はどうかしら? 男手一つで育てた娘の結婚式の日にハルさんが思い出すのは、これまでに起きた五つの事件。一つ一つの謎解きとともに、娘に愛情を注ぎながら成長していくハルさんの奮闘が微笑ましいです。最初から最後までほっこりします。

Q.ページめくるたび思わず頬が緩むホッとする本有るかしら?

ございます!
工藤あゆみさんの『はかれないものをはかる』(青幻舎)はどうかしら?
思い出の重さ、いらいらのトゲの密度、叶えたい願いのリストの長さ…など、人生に必要だけれど、数値にはできない事柄が、1ページごとやさしい動物のイラストともに綴られています!


【冒険に出かけたいアナタへ】

Q.わくわくする冒険を味わえるファンタジーな本ってあるかしら?

ございます!
宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー』(角川文庫)はどうかしら?
両親の離婚話で心が揺れる小学五年生の亘は、ビルの扉から、広大な異世界へ旅立って――。まさに「冒険」の魅力がぎゅっと詰まった名作ファンタジーです!

Q.淡々としていながらじわじわと沁みてくる冒険ファンタジーはあるかしら?

ございます!
柏葉幸子さんの『地下室からのふしぎな旅』 (講談社青い鳥文庫) はどうかしら?
「木の芽時の国」の錬金術師だという人につれられて、アカネは「となりの世界」に行くことに……。日常の延長にあるようなファンタジーでありながら、冒険の魅力、そして心に沁みるものがあります。


【真夏に涼しくなりたいアナタへ】

Q.今年はお化け屋敷でヒンヤリ体験がなかなかできないので、読書でゾクッとヒンヤリできる本はあるかしら?

ございます!
鈴木光司さんの『仄暗い水の底から』(KADOKAWA)はどうかしら?
夏にピッタリ、水にまつわる恐怖の作品を集めたゾクっとしてしまうホラー小説です。短編集なので読みやすいですよ~!

Q.寝苦しい夜に涼しく寝れるほどよく怖い小説あるかしら?

ございます!
辻村深月さんの『ふちなしのかがみ』(KADOKAWA)はどうかしら?
学園の七不思議や怪談にまつわる作品の短編集です!怖いけれど、不思議で切ないお話もあり、読後にはどこか爽やかな感動が残ります。

Q.背筋も凍るようなスリリングなお話はあるかしら?気持ちだけでも涼しくなりたい!

ございます!
リチャード・プレストン『ホット・ゾーン』はどうかしら?
ホラーの王様スティーヴン・キングが「生まれてこのかた読んだ最も恐ろしいものの一つ」と言った戦慄のノンフィクションです!

【番外編】

Q.あま~いお菓子を食べるのが大好き。
作るのも楽しい。
この気持ちを最高に実感できる本、あるかしら?

ございます!
弊社で恐縮ですが、中島久枝さんの『浜風屋菓子話』(ポプラ文庫)はどうかしら?
いつもまっすぐな日乃出ちゃんが、個性豊かな仲間と和菓子作りに奔走します。素敵な菓子がいっぱいでてくる、あったかなお話です!

Q.ナマケモノ(動物)が出てくる小説はあるかしら?

ございます!
斉藤洋さんの『はたらきもののナマケモノ』(理論社)はどうかしら?
日曜日の朝、突然部屋にナマケモノが現れて――。
武田美穂さんのイラストも可愛らしい一冊です。

Q.少女たちの『秘密』が詰まった本あるかしら?

ございます!
乙女の花園・女子校を舞台にしたこの2作はどうかしら?
三浦しをんさんの『秘密の花園』は秘めごとを抱える3人の少女たちの物語。女子特有の青春がとってもリアルです。
桜庭一樹さんの『青年のための読書クラブ』はお嬢様校ではみだし者が集まる「読書クラブ」の秘密に迫る物語です!

Q.とにかく笑える!!って本、あるかしら *´艸`

ございます!
三浦しをんさんの『人生激場』(新潮文庫)はどうかしら?
爆笑必至のエッセイで、電車の中で読むのは要注意です!

Q.「10年後にまた読みたくなる本」てあるかしら?

ございます!
2030年の旅』(中公文庫)はどうかしら?
恩田陸さんら豪華作家陣が描く、日本の明るい未来。10年後に読んで、実際の世界とくらべてみては?


※他のリクエストはこちらにまとめてあるので良かったら見てみてくださいね!

https://twitter.com/i/events/1244448175764602881

https://twitter.com/i/events/1254579924498669568

https://twitter.com/i/events/1293001466366406656


あなたの気になる本はありましたか?
あるかしらおじさんはこれからも本との素敵な出会いを応援しています!
またどこかでお目にかかりましょう。

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