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1歳息子が熱性けいれん。深夜に救急搬送されたときの話

先日、1歳1ヶ月の息子が熱性けいれんを起こしました。

育児本で読んでなんとなく言葉だけは知ってはいたものの、いざなってみると「何したらいいの?!」とかなりの混乱がありました

幸い、風邪による発熱が起因の熱性けいれんで、特に他の病気によるものではありませんでしたが、失敗したことややってよかったことなどを含め、書き留めておこうと思います。

熱性けいれんとは?

熱性けいれんは、6ヶ月〜5歳の子どもにみられ、急な発熱によってけいれんや意識障害が起こる病気のこと。
白目になったり、手足がピクピクしたり、唇が紫色になったりなどの症状があります。
急に高熱になった時、発熱し始めて熱が上がりかけの時に起こりやすいと言われています。

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📝参考サイト 筑後市立病院 熱性けいれんのお話

熱性けいれん発生の兆候から救急搬送まで

今回の息子の場合、時系列に見ていくと以下のような流れでした。
 *
20:00 平熱でいつも通り就寝
23:50 発狂したかのような泣き声で起きる
     抱っこしても叫ぶように泣き続ける
     小刻みな震えあり
0:20   嘔吐、体が少しずつ熱くなっていく
0:40   落ち着きを取り戻しパパの足枕でウトウト
1:00   熱性けいれん発生(1分)
1:15 府の小児救急電話相談に電話
1:30 救急車を呼ぶ
1:38 救急車到着
   救急車の中で状況確認、搬送先決定
1:48 救急車出発🚑
2:15 病院到着
   →診察、血液検査、点滴
   →検査結果の説明
4:00 処置完了、病院出発🚕
4:20 自宅到着
 *

熱性けいれんの時の様子としては、
①目が白目になったり戻ったりの動きを繰り返す
②唇が紫色に
③ロボットになったかのように肘から先を大きく伸ばしたりたたんだりの動きを繰り返す④1分程度で収まる→検温 40.1℃
といった感じで、①〜③は典型的な熱性けいれんの症状でした。

対応に悩んだら…小児救急電話相談で一発解決!

発熱から急激に40度まで上昇したことと、その症状から熱性けいれんだとはすぐに判断できました。

でも、焦ってその後どうしたら良いかが全く分からず、育児本を引っ張ってきたりネットで検索したり、夫婦でかなり混乱して時間を食ってしまいました

育児本やネットで対応チャートみたいなものをいくつか見ましたが、微妙に違うことが書かれており、このタイミングで多くの情報を得ようとするとかえって混乱してしまって良くないなと思いました。

結局、府の小児救急電話相談に電話して、子どもへの対応のしかたの他、救急搬送するべきか否かなどのアドバイスをもらいました。

電話が繋がるまで数分時間がかかったのは難点ですが、1回で必要な情報を入手できました。

また、当初救急車を呼ぶのではなく、タクシーを呼んで居住エリアの小児救急医療センターへ行こうとしていましたが、この電話相談で熱性けいれんを診ることができない施設だということが分かりました。
そんなこともあるので、聞いておいて良かった…

パパ・ママとも予備知識をもっておいたほうがベター

後で救急車の中や病院で診察を受けるときには、具体的なけいれんの様子などを確認されます。

うちの場合は以下のようなことを聞かれました。

・けいれんは何分続いたか
・目の動き方はどんな感じだったか
・手足の震えはどんな動きだったか
・手足の震えは左右or片方のどちらに出たのか
・家族や兄弟にてんかんの人や熱性けいれんになったことがある人がいるか

たまたま息子が夫の足の上にもたれかかってウトウトしていた時に熱性けいれんが起きましたが、わたしは家の別の場所で嘔吐の後処理をしていました。

夫は異変に気づいてすぐ教えてくれたので、駆けつけて息子がどんな様子でけいれんしているかを二人で見ることができました。

どんな症状が出るのか、何に注意して様子を見ればいいかをパパもママも知っていたら、もう少し落ち着いて対処できたかもしれません。
なかなか難しいことですが、知っているに越したことはない!と思います。

わたしのしょーもない失敗

救急車を呼んで待つ間にリュックに荷物を詰めて準備万端。
間もなく救急隊員さんが到着して一緒に救急車に乗り込もうとしたその時。

足元に不安定感を感じてふと見てみたら…

なんと、玄関用サンダル(紳士用)をそのまま履いてきてしまいました

救急隊員さんが来た時、急いで玄関のドアを開けるのにサンダルで出てしまったがために、そのまま履き替えることなく家を出てしまったのです。

病気の子どもを抱っこしているのに、この足元の不安全な感じと恥ずかしさ…
冷静にと思っていたのに、母の焦りがこのサンダル事件に滲み出ている!

いやいや、そんなことより子どもがとにかく無事なことのほうが大事だ!
帰りは多分タクシーだし、夜中だし、誰も見てないし!
と、すぐ開き直りましたが…。

本当にしょーもない失敗ですが、子どもを抱っこしている時は、やはり足元の安全確保は第一だなと痛感しました。

準備し忘れた重要アイテム

救急車に乗り込む時のリュックには、焦りながらもこんなアイテムを準備しました。

・保険証
・おくすり手帳
・おむつポーチ
・着替えの服
・マグ
・財布
・抱っこ紐
・ティッシュ&ハンカチ

この他にあったほうが良かったと後悔したアイテムがあります。

ビニール袋です。

帰りのタクシーに乗り込んだとき、息子がまた気持ち悪そうに軽く嘔吐しました。

カバンの中にあいにくビニール袋がなく、焦って困っていたわたし。
そこへタクシーのおじさんがファインプレーでビニール袋をくれました!さすが!

家を出る前も嘔吐をしていたのに、すっかりビニール袋の準備を忘れていました。。

あとは、母子手帳
診察の時に持参しているかを聞かれましたが、出生時の体重だけ分かれば大丈夫でした。あった方がベターだと思います。

二人目で慣れてしまったこともあり、予防接種の時にしか持ち歩かないようになっていた母子手帳。
こんなこともあるので、やっぱり保険証とセットにしていたほうが無難なのかな…

 *

とにかく事後経過は何事もなく一安心でしたが、帰宅後、母は睡眠不足と疲労困憊で仕事ができる状態になく、息子とずっと横になって1日グダーっとしていました。

健康がいちばん!

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