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田中一光展 in 多摩美

八王子の多摩美にグラフィックデザイナン界の草分け、田中一光の展覧会に中央高速に乗って車で行って来た。彼の下で長年仕事をして、本当の偉大さを知っている教授の木下勝弘氏が、揺るがない視点と尊敬、職人気質なしっかり骨のある構成で、静かなる情熱をヒシヒシ感じた。日本の美や、伝統、平和の秀逸な田中一光のポスターを、現代のデザインの学生に模倣させる事で、話で聞くだけでは伝わらない本物を学び、考えるきっかけを作る木下勝弘教授のグラフィック界の未来を担う若者への愛おしさや、責務のような思いを深く感じた。嬉しかった。

多摩美術大学は、学生時代に1度行ったきり、その頃は「猪に注意」の看板を見ながら、都内とは思えない田舎道をくねくねバスに揺られ「と、遠い〜」学祭の夜、体育館で友人と休憩してたら、出番前の山海塾(裸に全身白塗り)のキャスト達が慌てて隠れながら横切って「え?え?えー?」


しばらくぶりの多摩美は、図書館が伊東豊雄の建築で、窓の楕円が広かったり、狭くなったり、なんかムッチャ可愛いくて見てるだけで気持ちが上がったけど、コロナで閉館中…残念。キャンパスは広く、急な坂道だらけ。こりゃみんな、足腰鍛えられそう?


帰りに1度行ってみたかった西国分寺の「クルミドコーヒー」手作り感たっぷりの山小屋風? 人気店は20分待ち。リスのようにテーブルの上のクルミ割り器でみんな黙々とクルミを割る。「パッコン!」これが又いい、幸せが弾けるような音なのだ。

帰りは下道でタラタラと。「この道は、右に行くと川崎。左に行くと立川。」どっちにも行ってみたくなる。ドンヨリ雨雲が垂れ込めた、肌寒い一日だったけど、なんだか楽しかったわ〜


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