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台湾の年越しが二つだと?!

台湾には「跨年(kuà nián)」と「過年(guò nián)」があります。
 
今までずっとそう過ごしてきたんですが、
今年なぜかおもしろいなと思い始めました。
 
では、「跨年」と「過年」は一体どこが違うのでしょうか。
 
ご存知の方もいらっしゃると思うんですが、
台湾の年越し「過年」は旧暦のほうです。
 
一週間ぐらいの休みがあって、みんな実家に帰って
大晦日に家族と「年菜(nián cài)(おせち料理)」を食べたり、
地元の友達と会ったりして、ゆっくり過ごせる年越しです。
日本と似ていますよね。
 
また、台湾では、結婚した家庭はとある過ごし方があります。
それは「初二回娘家(chū èr húi niáng jīa)」です。
大晦日のことを「除夕(chú xì)」、
旧暦の1/1を「初一(chī yī)」と呼んでいます。
除夕と初一には結婚した家庭は大体旦那さんの実家で過ごします。
その次の日が「初二(chū èr)」で、結婚した家庭は奥さんの実家に帰る習慣があります。
それが「娘家」ですね。
 
そういう習慣があるので、みんな「初二」まではいつも忙しいです(笑)
 
本題に戻りますが、
「跨年」というのは一体なんでしょうか。
 
それは新暦の12/31-1/1のことです。
 
この「跨年」で何をするかというと、
新しい一年を迎えるために、各地の市役所はライブをやって、
その場で市長、タレントさんたちとカウントダウンしたりします。

花火もしますね。一番有名なのは台北101の「跨年煙火(yān huǒ)」です。
1/1この1日だけが休みなんですが、若者は結構賑やかに祝っていますね。
 
ちなみに、来年の1/1は日曜日になるから、もう1日休みがもらえます〜
 
私から見ると、「跨年」は洋風に近い年越しで、
「過年」は伝統的な年越しですね。
 
しかし、年越しを2回するから、逆に一年が短くなった気がします(笑)

では、ノートの皆様、良いお年を!

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