一人ひとりの力は微力だが、無力ではない
わたしの尊敬する方の座右の銘に
「一人ひとりの力は微力だが、無力ではない」
という言葉があります。
ついつい私たちは、
「わたし一人ががんばったところで、どうにかなるわけじゃあるまいし」
と、目の前の小さな努力をやめてしまうことがある。
しかし、大切なことは、わたしの目の前にある「やるべきこと」に心を込めて取り組むことなのです。
それが、1人が2人、2人が4人、・・・となっていくことで、大きな動きとなり、社会へ影響を与える。
ゴミ拾いだって、トイレ掃除だって、挨拶運動だってそうなのです。
一人ひとりの力は微力かもしれないけれど、絶対に無力ではないのです。
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海岸で一人の老人が何かを拾っては海に投げていた。
通りかかった若者が聞いた。
「何をやっているんですか?」
老人は答えた。
「ヒトデを海に投げ返しているんだよ。
今は干潮だから、こうしてやらないとヒトデたちは干からびて死んでしまうんだよ。」
若者は言った。
「何キロメートルも続くこの海岸には何百何千ものヒトデがいるんですよ。
それと同じことが他の海岸でも起きているんですよ。
そんなことをしたって、あなたはなんの変化ももたらすことはできませんよ。」
老人は、また1匹ヒトデを拾った。
そして、それを海に投げると、微笑んでこう言った。
「わしは今投げたあのヒトデに変化をもたらしたよ。」
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デカルトは「困難を分割せよ」といい、ビル・ゲイツは「問題を切り分けろ」と言った。
大きな問題こそ、目の前の小さな問題を一つひとつ取り組んでいくことで、解決へとつながっていく。
あなたの力は無力ではない。
今日もnoteを読んでいただき、ありがとうございます。
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