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英会話初心者が、英語ネイティブの国に留学しない方が良い4つの理由

もしあなたが英会話初心者で、これから語学留学をするとしたらどこの国に行きたいと考えるだろう?

「予算に余裕があるならアメリカやイギリスのような英語ネイティブの国、そうじゃないなら妥協してフィリピンやフィジーのような英語を第二言語として使っている国」と判断する人は多いのではないだろうか。僕もかつては、そう考えていた人間のひとりだった。

だが今は違う。自身の留学経験や周囲の留学体験談を総合して考えてみて、僕の考えは変わった。今の僕の意見はこうだ。

予算に関係なく、初めての語学留学だったら英語ネイティブの国は止めておけ!!

今回は僕がネイティブの国への留学をオススメしない理由をまとめてみた。

もくじ
🔥理由その1:聞き取れない

🔥理由その2:悩みを理解してもらえない

🔥理由その3:コスパが悪い

🔥理由その4:授業の相性が悪い

さいごに

🔥理由その1:聞き取れない

当たり前だが授業を担当するのはネイティブの先生だ。そして授業の説明や指導はすべて "ネイティブ発音" の英語で行われる。

ネイティブの会話スピードは、私たちが学習してきた教科書英語のCD音声などより遥かに早い。そして「リンキング」と言われる、単語同士の音の繋がりが頻繁に起きているため、英会話に慣れるまではほぼ何を言っているのか分からない。下の例を見てほしい↓

example)
リンキングなしver
I like him. (アイ ライク ヒム)

リンキングありver
I like him. (アライキィム)

ネイティブは会話中に一つひとつの単語をきっちり発音することはまずない。 "H" や "T" の発音が抜けて全く別の言葉に聞こえるなんてことはザラだ。しかしネイティブの感覚では、そんな事情は最初から織り込み済みなのだ。

🔥理由その2:悩みを理解してもらえない

英文法の学習をする時のあるある。
これは別に英語ネイティブをディスってるわけではない。ネイティブにとってみれば、生まれた時からその言語を使って生きてきているのだから、英語文法の活用だとか構文がどうだとかそんな細かい非ネイティブの悩みなんて分からないのはある意味当然である。
もちろん、ベテラン講師や長年アジア人に英語を教えている先生であれば、パターンとしてよくつまずくポイントを把握していることも多いが、そうでない場合は「感覚で覚えろ」などとごり押し指導され、ネイティブに教わるメリットを一切感じない結果となることも。

🔥理由その3:コスパが悪い

日本人が留学の選択肢として挙げる、多くの英語ネイティブ国はいわゆる先進国である。物価が日本と同じくらいかそれ以上の水準なのである。留学するには基本的にまとまった資金が必要になるが、先進国へ留学する場合かなりの費用になる。しかも、掛かる費用の大部分は「どこに滞在するか」という、英語学習に直接関係ないところに消えてしまっているのである。そうすると、高額の留学費を払えばそれだけ効率良く英語力を伸ばせるとは限らないことが分かる。

🔥理由その4:授業の相性が悪い


英語ネイティブの多くの国では、グループクラスでの授業進行が一般的である。グループクラスでは、マンツーマンクラスと比べて生徒一人ひとりの話す機会が少なくなる。多くの日本人が抱えている「文法と英単語は分かるけど英会話ができない」という問題点を考えると、アウトプットの機会が少なくなるグループクラスというのは日本人にとってそもそも相性が悪いと言わざるを得ない。
さらに、日本人の多くは人前で発言するのが苦手でシャイだと言われている。この日本人の性質も、グループクラスとの相性の悪さに拍車をかけている。

さいごに

今回は "英会話初心者" にターゲットを限定して話をした。あなたがもし、すでに英会話中級者以上のレベルの話者なら英語ネイティブの国へ留学へ行ってもやっていけるだろう。
もしあなたが、現状まだ初心者であるならば僕はフィリピンやフィジーのような、英語を第二言語として話している国へまずは留学することをオススメする。

余裕があれば、東南アジア留学の良いところまとめた記事もアップしたいと思う。

ではまた。

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