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秋終わっちゃうから、学問の冬、読書の冬、食の冬にしちゃおう

夕方、図書館からの帰り、自転車を漕いでいると、冷たい風に乗って日が沈むのが私を追い越す。

空気は柔らかさが無くなって、冷たくて、すんとした匂いがして、頭の芯まで冷やされる。
マスクの下の鼻の頭を赤くしながら、それらしい雰囲気に浸り、少し青臭いことを考えながら家に到着する。そうして一目散にあったかいわきたてのお風呂に入るのだ。

私は今浪人生だが、小学生時代も中高時代も変わらず読書を愛し、かつ、入試に向けて学ぶことをやめてないおかげかせいか、このくらいの時期にノスタルジックになりつつ、本を片手に『勉強しなきゃな』が強く頭から離れなくなる。

『しなきゃな』ていうのは、マイナスに聞こえるところもあるが、勉強に対して嫌だとは思わない。でも『したいな』とは違う感情なのだ。

入試で点数を取って受かる勉強を『しなきゃな』
あ、本読み『たいな』
言語の勉強『したいな』

こう見ると入試が嫌みたいだがそれも違う。行きたい学校へ入るチャンスだから、嫌々やるのは違うと思うのだ。

言語の勉強は、意欲的に続けてきた。『したい』と思って取り組んできた。考えれば考えるほど魅力に気づき沼にハマっていく。言語を通してしか学べない文化がある。

期限やとらなきゃいけないプレッシャーから、気持ちを逸らすための『しなきゃな』なのかな。

そうだとしても、それでも、『しなきゃな』を『したい』し、続けていきたい。

勉強って、いい。

#学問への愛を語ろう  

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