見出し画像

セルフ人権回復 その2

前回から気付いたら1か月経ってしまいました…
タイトルにその1とかつけておいたら、ちゃんと続けて書くかなと思ったけど、そんなに人生甘くなかったわね。
まあ、わたしがわたしに甘かったんだけどね。
がんばって記憶掘り起こして書いていこうかな。

人権回復2日目は、まず上野は国立西洋美術館で開催中の、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきました。
会期が延期になる前から、というか開催予告の段階で行きたいなと思っていて、ようやく行けました~
前日、久しぶりにたくさん歩いたからか、ぐっすり寝てしまって寝坊。
もう少し起きるの遅かったら、チケット指定の時間に間に合わず、危うく入場できないところでした…

ベルギー訪問以降、美術館へはなるべく手ぶらで入るスタイルがすっかり定着したので、必要最低限のスマホと財布以外はロッカーに。
以前、何かの展覧会で財布までロッカーに入れてしまい、展覧会ブース内にショップあるパターンのときに、グッズが買えないみたいなことをやらかしたので、それ以来、財布は必ず持っています。笑

地下への階段を降りると、すぐに展覧会入口。
いい意味であまり展示にこだわっていないというか、絵画のよさや特徴をそのまま感じられるような展示方法だな、と個人的には思いました。

展示全体は、どのようにしてロンドン・ナショナル・ギャラリーができて、どのような作品を集めるようになったのかが、時代ごとに区切られ、分かりやすく展示されていました。
今まで聞いたことのある画家の名前や、見たことのある絵画などが、ヨーロッパや世界においてどのような経緯で有名になり、価値ある芸術として認められるに至ったのかを知ることができ、芸術や絵画はなんとなく好きだけど、詳しくはない人にとっても興味深い展示だと思います。

個人的には、ゴッホのひまわりが描かれた経緯を知ることができたのが一番楽しかったです。
そもそも無知すぎて、ゴッホのひまわりが7作あることも知らず、コロナ禍で休業中のアムステルダムのゴッホ美術館からひまわりが盗まれたから、自分は永遠にゴッホのひまわりをみることはできないのだと思っていたので、違う作品ではありますが、ひまわりをみれて、とても嬉しかった…!
その嬉しさもあって、限定ショップではひまわりの小さい複製画を購入しました。
今の家だと飾る場所ないから、早く引っ越して飾りたい…
他にも気に入った絵がいくつかあったから、ポストカードを全部買いたかったけどそんなお金ないから、ポストカードは厳選して、その代わりにミニ図録を購入しました。
それこそポストカードサイズぐらいの小さいミニ図録で、今回の展示にあった絵画がすべて載っているから、とても素敵な商品…!
これも引っ越したらいつでも見れるところに置いておきたいなあ。

ちなみに今回のロンドン・ナショナル・ギャラリー展は、初の世界的展示らしく、日本とオーストラリア(記憶が曖昧)だけの開催なので、見に行く価値は十分にあると思います。
東京での開催はあと2週間ちょっとしかありませんが、ぜひ行ってみてほしいですね。

午後は、上野から移動して、約8年ぶりに葛西臨海水族園に行ってきました。
基本的に昔から水族館が好きなのですが、なかなか行く機会がない、というか水族館がファミリーまたはカップルで楽しむ場所、みたいなのが一般的にあると思っていて、友達と水族館行こうってなかなかならないというか。
でもこのご時世も相まって、最近割とどこでも一人で行けるじゃん勢になってきたわたしは、さらっと一人で行ってしまおうと思い立ち、整理券を予約していってきました。

なぜ葛西臨海水族園なのか、というところですが、都営で入園料が安い、生き物の名前や解説がしっかり書いてある、葛西臨海公園のクリスタルビューもみたかった、なども諸々理由はありますが、最大の理由は、設計が谷口吉生さんのあのドームが見たかった、というところでしょうか。
昔いったときからあのドームや、入口から地下に降りていく構造は好きだったのですが、建築に興味を持ち始めた今、改めて見たくなったのです。

久しぶりのドームは、やはり最高でした。
わたしがちょうど入口に到着した時、ドームを囲んでいる水のところでミストが発生していて、天気もかなりよかったので、ドームと虹のコラボレーションを見ることができたのです…!
ドームの内側から上を見上げると、真っ青な空とドームの白い骨組みだけの世界が広がっていて、構造物がそこにある、というのではなく、構造物に自然が溶け込んでいる、あるいはその逆かもしれませんが、そんな世界観を感じることができました。

最近、内藤廣の「構造デザイン講義」という本を読んだのですが、そこには内藤さん目線でのいい建築や構造物について書かれていました。
その視点は、専門家らしく、かつ内藤さんが建築や構造や技術というものをどのように捉えているのか、そのストーリーが反映されていて、とても面白かったし、今後自分が建築をみる視点が変わるなあと思いました。
ただ、わたしは建築を学んでいる者ではないので、細かい構造についての知識は皆無であるし、その構造や技術が時代背景下でどうあるべきかなど、建築や構造を見ただけでは、内藤さんのように、建築や構造の善し悪しなど、毛頭わかるはずもないのですが、それでいくと、私の感覚で、この水族園の構造は好きだ、という、ただそれだけの話なのです。

ちなみにあの水族園ですが、老朽化のため一度取り壊されそうになったそうですが、谷口さんの建築だということで反対の声が多くあがり、取り壊されずに済んだそうです。
老朽化を放置しておくのはよくないですし、建物は半永久のものではありますが、その建築の本来の価値や地域における価値など検討もせず(したのかもしれませんが結果的に取り壊していないということは、取り壊さなければならないほどの老朽化ではなかったのでしょう)、すぐに取り壊しを提案するのは、どうなのでしょうか…

話が逸れましたが、今度葛西臨海水族園に行く機会があれば、生き物だけでなく、建築や構造も楽しんでほしいなあと、個人的には思っています。

最後は、せっかく海も近いので、日の入りの時間を待って、日の入りも楽しんで帰りました。
朝から外出していて、気温もかなり上がった日だったので、かなり疲れていて、日の入りを元気に楽しむ余裕はありませんでしたが…。笑
ただ、疲れていたおかげで予定よりも早く帰る決断をし、結果的に雷雨にあわずに済んだので、オールオッケーでした。

1か月も前のことを、脳内にある情報だけで書くのは、かなり難しいですね。
毎度毎度、早く書こうと思うのですが、なかなか手も気も進まずで、間隔が開いてしまうの、どうにかしたいです。

それではまたいつか、わたしの気が向いたときに…!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?