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最強の旅人西井さんによる「旅とマーケティング。」|POOLO一般講義レポート⑥

みなさんこんにちは☀
POOLO見聞録編集部のゆうりです。
今回は、一般講義レポート第4弾として、TABIPPOの皆さんが「最強の旅人」と呼ぶ西井敏恭さんによる『旅とマーケティング。』について書かせていただきます✎
それでは、よろしくお願いします〜!

1. 最強の旅人である西井さんについて

講師の西井さんについて簡単にご紹介します!

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【仕事について】
上記プロフィールには記載されていませんが、
西井さんは、
・家族型ロボット「LOVOT」を開発・販売するGROOVE X株式会社のCMO
・企業向けのマーケティング人材の育成サービスである株式会社コラーニング取締役
・サッカーチームである鎌倉インテルを運営する鎌倉インターナショナル株式会社の取締役でもあります。

つまり、上記プロフィールに記載されている
・ご自身が起業された株式会社シンクロの代表取締役
・食品宅配のオイシックス・ラ・大地株式会社のCMT
を含めた5社の経営に携わっており、日々新しい事業に取り組む毎日だそうです。

【旅の経歴について】
西井さんの今までの訪問国数は、なんと142ヶ国!!!
西井さんは、2度の世界1周の旅に出ており、コロナ禍以前は、1ヶ月のうち1週間は旅に出るスタイルで働き、ずっと旅を続けてきたそうです。

そんな旅人である西井さんによる衝撃の名言をご紹介いたします。

『訪問国数20ヶ国以下は”引きこもり”、40ヶ国以下は”出不精”だと思う。』

余談ですが、POOLOを主催するTABIPPO代表のしみなおさんの訪問国数は、41ヶ国で、西井さんからすればぎりぎり旅好きラインらしいです(笑)
わたし(27歳・会社員女性)の訪問国数は、17ヶ国。旅好きと思い、POOLOに参加していましたが、西井さんからすると、旅好きでもなく引きこもりだったみたいです(笑)ああ、早く、旅したいなあ。。。

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上記写真:オンライン上で講演中の西井さん。
西井さんの背景は、『旅と仕事の境目のない生き方』を応援するサービス HOLIC内の『旅背景ジェネレーター』の壁紙です。ぜひ皆さんも自分の旅人レベルを診断してみて、オンライン会議の背景にしてみてはいかがでしょうか。

2. 西井さんが語る旅について〜旅から生まれる価値〜

西井さんが講義の中でお話してくださった旅の価値の中から、わたしの心に響いたものについて共有します。

・旅の価値
新しい場所を訪れることによって、好きという感性を磨くことができる。

少しでも興味・関心を持った場所があるならば、その場所に実際に足を伸ばすことが大切であると西井さんはお話してくださいました。
その理由は、自分の新しい『好き』に出会えるかもしれないからです。

例えば、中国の奥地を訪れることで、今まで知らなかったキルギスという国を知った。

気になったのでキルギスに実際に行ってみた。

キルギスに実際に行くことで、キルギスを好きになった。

実際にキルギスに行かなかったら、キルギスのことを好きになることはなかったかも知れないということですね。
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わたしの初めての旅先はクロアチアだったのですが、クロアチアを訪れたときに、街中でマーケット(以下写真)が開かれていて、目的地ではなかったのですが、足を止めてマーケットを回っていたら、見事にその魅力の取り憑かれました。自分が気づいていなかった『好き』を知ることができて、それ以来訪れる国のマーケットには必ず行くようになりましたし、漠然とですが、いつかマーケットに携わりたいなと考えています。
確かに、旅先では自分の好きに出会うことができていました。

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3. 西井さんと旅と仕事について〜旅に行くことは仕事に繋がる!?〜

講義では、マーケッターである西井さんならではの、旅と仕事の関係についてもお話いただきました。一見、仕事と旅は何の関係もないように思えるかも知れませんが、関係があることがわかりましたので、その中の一部についてお伝えいたします!

・旅と仕事の関係①
旅は、マーケティング感覚を磨く最適な場。その理由は、旅に行くと、強制的に新しい世界に行くことができ、様々なことを意識・判断する機会がたくさんあるから。

旅先では、普段は意識しないようなことに対しても意識を向け、自分で判断する機会がたくさん待ち受けています。

例えば、普段何気なく食べている朝ごはん。
旅先では、自分で情報を仕入れ、判断しないと朝ごはんにたどり着くことはできません。自分の行動次第で、翌日の朝ごはんがコンビニのご飯になるのか、その地域でしか食べることができない名物になるのか、はたまた食べることができないのか、朝ごはんの姿は変わってきます。

マーケティングの仕事は、顧客の立場となって物事を考えることが大切です。顧客の立場となって物事を考えるときに、様々なことを意識・判断してきた旅の経験が役に立つと西井さんは教えてくださいました。

・旅と仕事の関係②
旅先に興味を持つことで、その土地について深く知ることができ、自分の知見を増やすことができる。

なんとなく旅先を訪れるのではなく、映画や本など自分の好きな手段で訪れる地域の歴史や文化などについて学んでから訪れることで、その国や地域をより多く知ることができ、考えが深くなる。そうすることで、自分の中の知見が深まるのではないかと西井さんはお話してくださいました。

人は、自分の経験の延長線上で物事を考えてしまう傾向があります。この傾向を変える努力をするより、自分の知見をより深くしていくことのほうが取り組みやすいのではないかなと思います。

例えば、関ヶ原という地域を訪れたときに、関ヶ原の戦いについて詳しい人とそうでない人では、関ヶ原という地域に対する満足度は変わってきます。
関ヶ原という地域をプロデュースするとなったとき、せっかくなら関ヶ原の戦いに詳しい人の視点を組み込んだほうが、関ヶ原という地域の魅力を最大限に活かすことができることがイメージできます。

旅先は普段より意識的に物事を考える機会が多い状況なので、自分が持つ情報を増やすことは、考えを深めることに繋がり、最終的に旅がより良い時間になる。さらに、旅先での気付きが仕事に繋がる可能性があるなんて、まさに一石二鳥ですね。

・旅と仕事の関係③
新しい国へ旅するように、好奇心を忘れずに新しいことに飛び込みながら仕事を行う姿勢でいることが大切。

自分の得意なこと、好きなことだけやっているのは勿体ない、と西井さんはお話してくださいました。
例えば、ハワイが大好きだからいう理由で、ハワイだけに訪れていたら、世界にある他の素敵な国に出会うことができないですよね。(もちろんハワイもとっても素敵です。)
仕事も旅と同じなんだとか。

得意なこと・好きなことの範囲を抜けて新しいことに取り組むことは、その最中は大変なこともありますが、最終的に楽しい記憶に変わる経験がある人は多いのではないでしょうか。

例えば、キリマンジャロの頂上に行くためにヘリコプターを使うのと、自分の足で向かうのは、自分の足で向かう方が大変だけど、最終的に楽しい記憶として残るのではないか。
西井さんのバックパッカーでの経験上、困難を乗り越えた旅の方が最終的に楽しい記憶として残っているという経験を踏まえてお話してくれました。

確かに、POOLOのメンバーも旅でのトラブル話を今でも楽しそうに話してくれることからも、困難を乗り越えれば、楽しさに変わるみたいです。

常に好奇心を忘れずに、旅するように仕事をしたいですね。
西井さんのお言葉を借りると、『be a backpacker』でありたいなあと思います。

4. 終わりに

いかがだったでしょうか。

西井さんのお話を聞いて、旅に行くことで自分の『好き』を知ることができていたこと、毎日が意思決定の連続で楽しかったことに改めて気付くことができました。そして、旅は単なる娯楽ではなく、未来の可能性につながる貴重な時間であったのだと、旅の価値について再度確認することができました。

西井さんが旅の原体験を仕事に繋げ、社会に還元しているように、わたしも自分の旅の経験をいつの日か社会に還元していきたいと強く思いました。

以前のように自由に旅することができる日々が戻ってくるを祈って、終わりとします。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

次回のPOOLO見聞録もお楽しみに😌



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