「サウンド・オブ・フリーダム」から日本で起きている現実を考える 【08】
【この記事はおよそ2,050字】
まずは予告編から🎥
今、話題の映画「サウンド・オブ・フリーダム」
鑑賞した人、鑑賞予定の人、まだ知らない人
全ての日本人が知っておくべき現実を共有し考えたいです。
日本の行方不明者
まず、
警察庁が毎年公開している行方不明者状況より
「令和5年・行方不明者数・年齢層別」表です。
①注目すべき30歳未満層が40%以上
行方不明者は合計で、9万人以上で増加中
特に多い年齢層が、10代と20代
20歳未満が20.9%を占める
次に、
警察庁が毎年公開している行方不明者状況より
「令和5年・行方不明者数・年齢層別」表です。
②注目すべき10代の急激な増加
10代、20代、80歳以上が現在も増加中
20代を抜いて、10代の行方不明者が急増中
30代から70代は横ばい
もう一つ、
警察庁が毎年公開している行方不明者状況より
「令和5年・行方不明者数・原因」表です。
③注目すべきは原因不詳・その他増加が顕著
原因不詳が21%以上
原因不詳とその他を合わせると42%以上
原因不詳とその他だけが1ポイント以上も増加
①②③から分かること
20代までの行方不明者が増えていて
特に10代の行方不明者が急増中。
行方不明の原因が分からないことが多い。
<上記①②③資料は警察庁HPより抜粋>
年間4,000件以上の児童買春事犯等があり
年間3,000件近くの児童ポルノ事犯が起きている日本。
<警察庁HPより>
上記の資料から、日本でも水面下では「サウンド・オブ・フリーダム」にあるような児童人身売買は既に起きていると筆者は感じています。
この映画を通して、世界の一部での出来事と捉えるのではなく、日本の児童、自分の家族さえも危険にさらされているという事実を知り、周囲に伝え、子どもたちを守る気持ちを持つことが大切だと感じます。
映画「サウンド・オブ・フリーダム」概要
※ネタバレはしません。
日本語直訳すると「自由の音」
これを一人の少女がある日突然奪われ
そして、それを取り戻していくまでの物語です。
米国土安全保障省の捜査官ティムが性犯罪組織に誘拐された少年少女たちを救出しようと試みます。
米国外での管轄外捜査に難航しますが、命がけの救出作戦を実行し、結末へと向かう内容です。
「サウンド・オブ・フリーダム」公式サイト
筆者が感じたこと
鑑賞前から事実に基づいた作品であることは知っていました。
こうした児童誘拐、児童人身売買、性的虐待が実際に起こっている現実に怒りと悲しみが止まりません。
映像から伝わる子どもたちの感情と、捜査官ティムの一つ一つの言葉に心が揺さぶられ何度も涙が流れました。
この作品はまず、子ども持つ両親に観て欲しいと感じました。
親としての感情とリンクすることで感情が爆発すると思います。
そして、これから子どもを持つであろう成人たちに観て欲しいです。
改めて自分が子どもを授かった後にもう一度観て欲しいと思います。
また、この被害に似た経験をされた方に観て欲しいです。
当事者の感情は、他者には計れないけど
こうした現実があり、被害者を救おうとする人は周りにたくさんいます。
そして、小児性愛を自覚しつつある人にも観て欲しいです。
子どもがどれだけ地獄の苦しみを感じ、家族と社会がどれだけあなたを非難するか。
ぜひ、医療機関とカウンセリングを受けて欲しいと願います。
まだ鑑賞していない方へ
この作品は
「ペイ・イット・フォワード」という作品を観て共感した人が、次の人へ共感を繋げようという趣旨のキャンペーンがあります。
作品を観た方からの寄付で
「サウンド・オブ・フリーダム」を無料で鑑賞することも出来ます。
今、金銭的に余裕のない方は
こちらを利用しても良いでしょう。
また作品冒頭に説明がありますが、作品最後にメッセージがあります。
QRコードの撮影が許可されます。
Pay it Forwardに参加する事も1つの貢献に繋がると思います。
最後に
1988-89年連続幼女誘拐殺人事件は今も記憶から消えませんが、誘拐など直接的方法だけでなく精神的、経済的に追い込み搾取する組織が表面化してきたのが日本の特徴だと思います。
ジャニーズ事務所の性加害問題
不合意なAV出演
SNSから未成年への売春勧誘
ホスト売掛金返済の為の風俗業斡旋
など、悪意ある大人が子どもたちを奴隷化し苦しめています。
子どもを守りましょう!
本当は「サウンド・オブ・フリーダム」の基になった元米国土安全保障省捜査官ティム氏の実際の活動やインタビュー、そして米国での公開が2023年7月まで映画完成から5年もかかった理由についても触れたかったのですが、長くなったので需要があれば別記事で書きたいと思います。
いかがでしたか。
実際に観ていただきたいので、映画の内容はほとんど触れませんでした。
噂ではElon Musk氏が『X』で公開するとかしないとか。
情報を楽しみに待ちましょう。
これからもよろしくお願いします。
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