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12/22(火)アウトプット3日目

今日も一日お疲れ様でした!
今日は授業で「代謝の障害」について学んだのでアウトプットします!

まず、代謝は簡単に流れを言うと、

糖質、タンパク質、脂質、無機質(ミネラル)などを体に取り入れる。

肝臓へ運ばれる

全身の細胞に取り入れられる

と言う感じの流れになってます。

代謝障害というのは、この代謝の過程で障害が加わって発症する病態のこと。

まずは、細胞の損傷(細胞の死)について説明します。
細胞の死には2つある。

◯壊死(Necrosis)
壊死の原因は、循環障害、高度炎症、代謝障害。

壊死には、凝固壊死と融解壊死がある。
・凝固壊死…大部分の組織の死
・融解壊死…脳細胞の死(細胞内にリン脂質が多いため)
※融解というのは溶けてしまうということ。

融解壊死は、脳梗塞で起こります。
下の図のように、脳梗塞になったことのある人は、脳を見てみると空洞があります。

これは融解壊死が起きて、脳軟化症というものを起こしてるということです。

◯アポトーシス(Apoptosis)
…細胞の死がプログラミングされている

例えば、がんの細胞である腫瘍細胞の死はアポトーシスです。

腫瘍細胞はプログラミングされ、2.3ヶ月後に腫瘍細胞が死ぬようにできている。

腫瘍細胞が勝手に死ぬなら良いことなのではないかと思いますが、、


上の図のように、たしかに腫瘍細胞は一定期間経てば死にますが、それ以上に増殖もしているので自然に無くなることはないのです。

秋になると広葉樹の落葉が見られるが、それもこのアポトーシスである。
(プログラミングされて気温と日照時間で秋になると落葉する)


ここまでは、細胞の死についてでした。
次は、細胞の反応についてまとめます。

細胞の反応には、萎縮、肥大、過形成、化生の4つがある。

◯萎縮(Atrophy)
…一度成熟した状態から細胞の数、容量が減少した状態。

・生理的萎縮…成人の時が1番成熟している→歳をとると身長が縮んだり、筋肉が減ること。

・廃用萎縮…使わないでいると萎縮すること。
例えば、左足を骨折をし、1ヶ月左足を使わないでおくと、左足の方が筋肉が減り、左右の足の筋肉が違うこと。

・圧迫萎縮、栄養障害萎縮…褥瘡=壊死
褥瘡というのは、ずっと同じ姿勢でいると、圧迫されている部分が死んでしまうということです。

上の図のように、寝たきりの患者さんは、ずっと同じ姿勢なので、赤い部分が圧迫されます。

血管が圧迫される→血液量が減る→細胞に栄養届かない→細胞が死ぬ

という流れになってしまいます。
そのため、寝たきりの患者さんは看護師が必ず体位変換をしてあげないといけません。

◯肥大(hypertrophy)…細胞容量の増加
・生理的肥大 例)運動選手
→筋肉、肺活量、心拍出量が大きくなること。

・病的な肥大
1)心臓弁膜症(大動脈弁狭窄、僧帽弁閉鎖症)

大動脈弁狭窄…現在は動脈硬化によるものが多い。

大動脈弁狭窄は、下記のように、左心室にどんどん血液が溜まって左心室が肥大してしまうのです。

80%しか血液を送り出せず、残りの20%は溜まったまま。

次にまた80%の血液が送り出されてくる。
前の20%の血液と80%の血液が溜まってしまい、左心室(心臓の一部)が肥大。


僧帽弁閉鎖症は、生まれつきのことが多く、これも左心室肥大を引き起こす。

2)代償性肥大
片腎摘出(片方の腎臓をとる)
今まで2つの腎臓で機能していたのに、1つになったことで、肥大するということ。
※1つの腎臓で、2つのときの80%の機能性に戻る。

◯過形成(hyperplasia)…細胞数が増加
・前立腺肥大…精ホルモン(男性ホルモン)の過剰産生により起こる。

・乳腺症(乳腺が増える)…女性ホルモンの過剰分泌により起こる。
例)乳がんなど

◯化生(metaplasia)
・肺の腺上皮が喫煙のために扁平上皮化生を起こす。
簡単に言うと、タバコを吸って肺の腺上皮が壊れ、再び作られを繰り返して、やがてそれ以上に強い扁平上皮に化けて生まれ変わるということ。

・胃の腺上皮が腸上皮化生
胃腺の塩酸の分泌が加齢などにより低下し、塩酸出ないのなら腸上皮でいっか!となり腸上皮に生まれ変わるということ。

次に、脂質代謝障害についてまとめます。
まずは、健康診断などで調べられるLDLコレステロールと、HDLコレステロールについて説明します。

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
…細胞膜の合成、ステロイドホルモンの産生に不可欠
※重要な役割をしている。なのになんで悪玉とか名前つけるんだ!って先生は怒ってました笑

HDLコレステロール(善玉コレステロール)
…余分なコレステロールを肝臓へ運ぶ
※HDLコレステロールが少ないと余分なコレステロールを肝臓へ戻せなくなる。

◯脂質異常症
・高LDLコレステロール血症
・低HDLコレステロール血症
・高トリグリセライド血症(中性脂肪の主成分)

この3つは全て、血管壁にコレステロールが沈着して動脈硬化を起こす。

※脂質の取りすぎや野菜を全く食べなかったりするとなるのでバランスの良い食生活が大切です!
先生が自分のわがままでなる病気だ!って言ってました!笑

◯脂肪肝

…余分な脂肪が肝臓に貯まり、肝臓の機能が低下してしまう。
流れは、

脂質の過剰摂取・高カロリー摂取

肝細胞内に脂肪貯蔵

肝臓の肝細胞が脂肪だらけになり、機能が低下。

◯糖質代謝異常
〈糖尿病〉
1)Ⅰ型糖尿病(インスリン依存性)※遺伝的

2)Ⅱ型糖尿病…受容体に障害→糖のコントロール不十分
※受容体の障害は、糖が高い!って認識するところが壊れるということ。

II型糖尿病の1番問題なことは、合併症を引き起こすこと。

〈合併症〉
◯糖尿病性網膜症(網膜動脈に動脈瘤を形成)
※この下の2つの絵は目です笑



※レーザーで動脈瘤を消さないと、破裂して上の図のスクリーンの部分に血が溜まり、目が見えなくなる=失明


◯糖尿病性腎症

糸球体に糖脂質が沈着し、機能が低下

硬化

腎不全(腎臓が機能しなくなる)

血液透析
※70-80万人がしている


◯糖尿病性神経障害
・知覚消失→足の指の壊疽→切断
・知覚過敏

◯易感染症
血糖値が高い→好中球の遊走能が低下
※遊走能というのは、血管から外へ出る機能のことです。

血糖値が高いと、好中球が血管の外に出ずに、ウイルスや細菌をスルーしてしまいます。

※コロナで糖尿病患者が重症になってしまったのは、これが原因です。

-END-

今日のアウトプットは少し長めとなりましたが、ちょこちょこ絵とか入れてみました!
(絵心ないから伝わらないかもしれない、、笑)

この先生の授業がすごくわかりやすくて好きです!

私も医療の知識がない人にできるだけわかりやすく伝える練習をします!



#看護学生 #アウトプット

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