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器用貧乏な私ができるまで~鍵盤編①~

そもそも、私の【音楽ルーツ】は、幼少のころから習っていたクラシックピアノにある。(たぶん)
幼稚園年少組~中学1年生 くらいまで習っていたのだから、そういうことにしておこう。

「バンドがやりたい」(何度目かは、数えきれない)と思った私が、キーボードを選んだのは、実に簡単な思考回路の結果だった。
ドラム・・・・・触ったことが無い
ギター・・・・・挫折歴あり
ベース・・・・・ちょっと良くわからない
ボーカル・・・・いや、無理
キーボード・・・弾けるかも?!  ←決定。

この後、メン募サイト等をチェックしながら、私はあることに気づく。
◆シンセサイザーって何だ?
◆耳コピ?(絶対音感っぽいものはあるらしいが・・・)
◆音作り?(音を作るとは何ぞや?)

何度でも言おう。
私は「クラシックピアノ」を弾いてきたのだ。
全ては楽譜に記されたとおり、目の前の鍵盤を叩けば音が鳴る。

どうやら何か大きな乖離があることを感じながら、それでも人生初のバンドに参加した私。(某有名ロックバンドのコピーバンドだった)
ちなみに、加入後1年近く、私が自宅での練習に利用していたのがこちら。
(処分前に写真を撮った都合上、床に置いているが、決して写真の状態で練習していたわけではない)

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今思えば、良くこれで練習していたな…と思う。
バンド練習では、毎回スタジオ常設のシンセサイザーを利用。
シンセサイザーそのものを理解していない私が、使いこなせるはずもなく、さらに、スタジオ(部屋)ごとに機種が変わるので、まったく成長しない。
【弾く】を最優先し、原曲の音色を無視してピアノ音一択だった日も珍しくない。
そんな状態の私を、バンド内に置き続けてくれたメンバーには、感謝しかないわけです。

いくつかのバンドあるあるを経験しながら月日は流れ、〝ライブ〟が本格的に視野に入った頃、私は「シンセサイザーを買う」ことを決意する。

そうして、手元に迎え入れたのが、冒頭の写真である。
なぜ、机に乗っているのか?しかも、横幅がはみ出ている。

答えはシンプル。
「キーボードスタンドを買う」という発想が全くなかったから。
本日も、なけなしの名誉のために【この後数年の時を経て、シンセサイザーはキーボードスタンド上に設置され、現在に至る】ことを申し添えたい。

たぶん、きっと、いろんなことができるであろうシンセサイザーを手に入れながらも、現在の使い方は
「適宜 音(音色・高低等)を切り替えながら弾くピアノ」くらいのレベルだろうか。

ここで、この記事のタイトルについて、言い訳しておきたい。
「シンセサイザー編」ではないのだ。
今でも、「鍵盤を弾いている」と話すことはあっても、「シンセサイザーを弾いている」とは口が裂けても言えない。
「シンセサイザー弾き」であると、胸を張って言える日はいつになるのか。

私が一番知りたい。(このままでも良いか・・・と思ったりもするんだけど。)


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