見出し画像

発達障害大学院生が就職したら

院生時代に作ったnoteアカウントを放置して約1年ほど経過した。
私は学生から社会人になった(現在2年目)。

東京での病院探しをしていたら、脳波クリニックではないところでも発達障害っぽいと医師から言われることが多かった。

そこで、就職直前にとあるクリニック(今通っているクリニック)で発達障害の検査を行った。4回に分けて行われた検査の結果、私はADHDであることが分かった。さらに、ASDは診断が出せるほどではないがかなり傾向が強いと言われた。
今まで発達障害とは無縁だと思っていたのに診断が出てしまった。
なぜ今まで障害を疑わずに生きてきたのか不思議なくらいADHDに当てはまっていた。ADHDの傾向がありそうな親族もいた。

そんなこんなで新入社員になった私は「今まで何とかなってきたからこれからも何とかなるはず。」と楽観的に考えながら研修を受けていた。
研修期間を終え、配属された私は自分の仕事のできなさに驚愕した。新入社員、新しく学ぶことしかない、という条件はあるがそれを除いても自分は仕事ができない人間だったのだ。具体的にいうと、タスクの管理ができない、タスクの優先順位がつけられない、会議を忘れる(リマインド機能に救われているが)、期日に間に合わず何度もリスケする等々。すべてを発達障害のせいにするわけではないが、ADHDの特性に当てはまっており戦慄した。
これから数十年、この特性と付き合っていく覚悟をしなければいけないことが分かった。
就職したら早く仕事を覚えて、色々な知識と経験を身につけキャリアアップし、お給料をいっぱいもらって充実した私生活を送るつもりだったのに。

そんな絶望を抱えながら毎日出勤する。
この1年で私は何を学んだのだろうか、何をものにできたのだろうか、先輩たちと比べてしまう。

自分に発達障害がなかったらどんな人生だったのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?