見出し画像

ep42.病室の滞在時間が長いから、蟹蔵より私の方が愛情がある


【蟹蔵の暴言。「こんなに高いマンションを借りたばっかりなのに」「病室に5秒もいなかった」「病室で競馬新聞を読んでいた」】

麻奈の暴露動画は、「蟹蔵はクズ」であると証明することに多くの時間を割いている。目を見開きジェスチャーを交えて熱弁する姿はどこか舞台役者のようでもあり、一種のショーであることを自覚している。

そう、そもそも暴露動画は見世物なのだ。本当に蟹蔵を潰したかったら然るべき機関に相談したり、わざわざ動画にせずとも事実を箇条書きにして、証拠を添付して週刊誌にでも報じてもらえば良い。

騒いだことによってブログで稼げれば内容は何でも良いわけで、麻奈が語る蟹蔵の暴言暴挙の信ぴょう性を論じる意味はない。真実の中に嘘を交えてバレにくくするのが、今世紀最大の嘘つき女である麻奈のやり方である。

ガン治療には金がかかる。いくら高額療養費制度があるとは言え、その他付随する費用もバカにはならず、蟹蔵クラスの有名人だとその費用は計り知れない。

麻莉のためにバリアフリーのマンションを契約したのに、すぐに亡くなってしまったら嘆きたくもなろう。思いを全て言葉にすれば、「験を担いでこんなに高いマンションを借りたばっかりなのに、何で死んじゃうんだよ!」といった嘆きだったかもしれない。

いや、蟹蔵の本心は知り得ないが、物事には多面性があるのが常で、麻奈という浅薄な人間にはそれが見えないということ。自己中心的な人というのは得てして、他人の言動の本質を見抜くことはできない。

「病室に5秒もいなかった」のは、蟹蔵が姉妹の時間を尊重したからかもしれないし、ただの照れ隠しかもしれない。良識があれば麻奈こそが、夫婦の時間を尊重して席を外すべきだろう。

「病室で競馬新聞を読んでいた」と批難していたが、一体何が悪いというのか。普段通りに接しようとする蟹蔵の気遣いかもしれないし、当時の蟹蔵は仕事として競馬をやっていた。病人と病室で喋ることなどあまりないのも事実だろう。

麻奈は目に見えるモノしか価値が分からず、自分が感じたことしか理解できない。そんな人間だからこそ金、社会的地位、ランキング、家、賞賛などの目に見える地位財を欲する。

姉妹で医師の説明を受けたとき、患者である麻莉を差し置いて麻奈は「キャー♡こわーい♡」と宣った。麻莉が「手術を受けるのは私だよ」と窘めると、麻奈は「私が怖いと感じたのは事実でしょ」と返した。

食欲のない麻莉が珍しく「鰻を買ってきて」と蟹蔵にお願いした。蟹蔵は「体調が良くなったか」と喜び勇んで病室に鰻を持参したのに、実は鰻を食べたかったのは麻奈だったというどんでん返し。このときばかりは蟹蔵もカッと両目を見開き、麻奈にニラミをきかせたことだろう。

そういう人間なのだ。患者の気持ちを思いやれというのが土台無理な話だ。

ここから先は

821字
月1000円。毎日12:00更新。 弱者から搾取する元女子アナの活動を撲滅する記録。

ポンズケースケの考察日記

¥1,000 / 月 初月無料

毎日12:00更新。1000円/月。 霊感商法をしている夫婦について主に書いています。

記事の投稿はある人物との裁判費用のためでもあります。サポートして頂ければ幸いです。