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姉妹愛に共感して感情移入するマヤさん


なぜマヤさんは神田沙也加さんのイタコをしたのか?


元はといえばリンクにある通り障害による思い込みが発端であり、神田沙也加さんをチョイスしたのは話題になりそうだったから。ただし、そこには他者との境界があやふやになったマヤさんが、神田さんに自己投影してしまったちゃんとしたフェーズがある。

神田沙也加さんといえば、『アナと雪の女王』のアナ役の声優として知られている。マヤさんは『アナと雪の女王』には浅からぬ縁があり、1・2作目ともに映画館で視聴している。


『アナと雪の女王』は姉妹愛を描いた作品であり、アナ役の声優の神田沙也加さんは自らの人生に終止符を打ってしまった。マヤさんは姉のエルサに感情移入し、亡くなった妹さんと神田さんを重ね合わせた。

さしずめアキラくんはクリストフか?
どちらかと言うとスヴェンだけど


マヤさんは特に、エルサの歌唱シーンの歌詞に感銘を受けたはずだ。以下、歌詞の抜粋。

とまどい傷つき誰にも打ち明けずに悩んでた それももうやめよう ありのままの姿見せるのよ ありのままの自分になるの 悩んでたことがうそみたいね だってもう自由よなんでもできる どこまでやれるか自分を試したいの そうよ変わるのよ私 二度と涙は流さないわ これでいいの自分を好きになって これでいいの自分信じて

『レット・イット・ゴー~ありのままで』

聞こえてるでも無駄よ どこかで呼ぶ謎めいた声 無視をすれば消えてゆくのか どうかしてるわ空耳よきっと だまされるはずがない聞く気はないわ 愛する人たちはここにいるの 危険をおかすこと二度としないわ 未知の旅へ踏み出せと未知の旅へ みんなと違うと感じてきたの

『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』

私もあなたも隠してきたのつらい秘密 でも隠れないで こんな私がなぜ生まれてきたのか みんなと違うこと悩んできたわ そのわけ教えてどうしてなの 不思議なこの力なぜなんだ

『みせて、あなたを』


エルサはみんなと違うことに悩み、悩みを誰にも打ち明けられずに、幻聴(誰かの声)に悩まされ、自分の存在に疑問を感じ、それでも自分を認めて困難に立ち向かっていく。まさに当時のマヤさんの悩みとリンクしており、心に深く深く刺さったのだと思われる。

マヤさんは妹さんとの境界が曖昧になって同一視してしまい、さらに妹さんと神田沙也加さんを同一視して、最終的に自身と神田さんを同一視した。神田さんのイタコについては単純に共感や自己投影という言葉を使ったけど、そこには『アナ雪』による下地があり、思い込みやすいベースを作られていたと思われる。

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