見出し画像

#06 【値動きのパターンを知りたい人】波動を学べば流れが読める

テクニカル分析は「何を使うか」よりも「どう使うか」

ダウ理論 -波動分析の基礎-

まず波動は何かというところから。

波動とは、価格の周期を指していて波動分析とはつまり、将来こうゆう流れに沿って動くだろうと価格の動きを予測することを指します✨

そして、その波動理論が一番最初に世に出回ったのが【ダウ理論】になります。

ダウ理論とは?
・チャールズ・ダウが考案した。6つの原則で構成されていて、その中でも特に重要なのは【明確な転換サインが発生するまでトレンドは継続する】ということです。
またトレンドは3つの段階から形成されます。
❶先行の仕掛け(第1段階)
❷追随する(第2段階)
❸利食いする(第3段階)

このダウ理論の根底にあるのは上記3つの波動がメインとなります。

画像1

反転シグナルに関しては、#05ローソク足の記事を見てください。

エリオット-なぜ3波目が一番トレンドが続くのか-

ダウ理論をベースに改良をされたのが、このエリオット波動になります🚀

※エリオット波動とは?
米国の経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオット氏が確立した分析理論。
相場にはパターンがあり一定のサイクルを繰り返しながら動いていくというエリオット氏の理論によって確立された。

このエリオット波動の基本形は
・推進5波
・修正3波
となります。

要するに、トレンドは5波までありその後反転が3波あるという感じです📕

画像2

★エリオット波動の3原則
①:推進3波は1波、3波、5波の中で最も短くはならない
②:推進波の2波が1波の始点を超えて修正することはない
③:推進波の4波が1波の高値を割り込むことはない

3原則を満たしていれば、エリオット波動が成立したと見ることができるので(⚠️必ずではありません)調整波(A〜C)を予測しやすくなります( ´∀`)

因みに、エリオット波動とフィボナッチは組み合わせ相性が良いです👩‍❤️‍👨

保ち合いブレイク-大きく分けて3種類-

保ち合いまたはレンジ(ボックス)とも言いますが、相場の世界では3割トレンド、7割レンジと言われている🤔

要するに、相場で1番長い期間滞在するのがこのレンジ相場である。

そして、表題にある保ち合いブレイクとは
即ちレンジからトレンドに変化する時に起こります。

先程のエリオット波動で見るなら1波目ですね😁保ち合いには主に3つの形があります。

画像3

真ん中は、その形が三角形に似ていることから【三角保ち合い】と言われています。

三角持ち合いがどんな状態でできるのか?
について少し深く解説していきます。

これにはまずレンジ相場について、知っていただく必要があります。

レンジ相場とは、いわゆる買い勢力と売り勢力が均衡している時に発生します。

例えば、100円〜110円のレンジ相場があったとします。

100円に近づくほど、買い方は上がると思って買いを入れます。そして、110円に近づけば次は売り方が売りを入れてきます。

これがいわゆるレンジ相場ですが、
これが続くとどうなると思いますか🤔?

この反転運動が長く続くほど、目に見えて100円で反発、110円で反落の構図が鮮明に見える化します。

その結果、ポジションを早く取ろうというトレーダーがでてきます。

買い方であれば、
100円よりも101円。

売り方なら
110円よりも109円。

このように先走ってポジションをとるトレーダー が増えると下記図のようになります😊

画像4

そして売り買いの均衡が破れ、どちらかにトレンドが発生します。

実践編‼︎ナイフは落ちてから拾え戦略-❶2波目で仕込む❷三尊❸ブレイク威力の測り方

ここからは実践的に使えるテクニックを紹介していきます。どれも勝率が高い手法なので騙されたと思って一回は実践で使ってみてください。特にロスカット設定が苦手な方は必見です!!

❶2波目で仕込む
これは一番ロスカットの位置が設定しやすいので初心者に特におすすめです。いわゆる順張り手法になります。

まずは下記図をご覧ください。

画像5

このように2波目で仕込んで3波目を狙いに行く戦略です。ロスカットは1波目起点ローソク足の少し下にして下さい。戦略通り3波目が来れば、大きく利益がとれます。

■3波目が長いトレンドになる理由

3波目が一番長くトレンドが続く一番の理由はトレンドが目に見えて形成されることです。

1波目、2波目では目に見えてトレンドとは分かりません。

しかし、3波目は1波目の高値(または安値)を超えてトレンドを形成していきます。
このトレンドが目に見える程、「トレンドが出ているゾ‼︎」と参加する投資家がどんどん増えていきます。

結果、誰の目から見てもトレンドとわかるため多数のトレーダーがポジションをホールド、またはエントリーしていきます。

余談ですが、週刊誌やテレビで株高が報道されると売りという話があります。

これは、大体が5波目(トレンドの終焉)が多いです。トレンドが目に見えすぎるのも危険なので憶えておいてくださいね🥰

❷三尊・逆三尊は勝率高い

三尊は@Kazmaxさんというトレーダーの方が有名です✨めちゃくちゃ高い確度のチャート分析をされています🥰(※他のトレーダーの方をオススメするの初めて)

以前に三尊の解説をされていましたので、リンク貼っておきますね📈

一番重要なのは、ナイフは落ちてから拾え戦略です(=゚ω゚)ノ

要するに、形成を確認してからエントリーする事です✨よく初心者にありがちなのは、形成しそうだなでエントリーしちゃうこと。

形成中に仕込むのは落ちてきたナイフを掴むのと一緒で大怪我する可能性が高い。三尊が確定してから仕込むようにしましょう。

画像6

❸ブレイクについて

今まではいわゆるトレンドが発生した後の2波目を意識したトレード手法を解説してきました。

今回のブレイク手法はいわゆる1波目を掴みに行く方法です📈

画像7

■ブレイク威力の測定方法

前章でも保ち合いについて、少し解説しましたがブレイク力の計算式はこんな感じです。

★ブレイク威力は
=レンジの日数×1日平均出来高×平均価格

いきなり計算していくのは難しいかもなので、ここでは日数にだけ注目してみましょう。

ブレイクはもみ合いの期間が長い程ブレイクした後にトレンドが強くなります。

1年間と2ヶ月のブレイクを見比べてみましょう。まずは2ヶ月のブレイク⏬

画像8

続いて1年間のブレイク⏬

画像9

ブレイク時の注意点としては、
ナイフは落ちてから拾え戦略で日足なら確定した時点でしっかりとブレイクしているか確認してから仕込みましょう🚀

日中にブレイクしたけど、終値ではブレイク失敗したということもよくあります...

これは反転シグナルの強パターンになるので、絶対に注意しましょう‼︎

ロスカットは確定した足の安値よりちょい下あたりで設定すると良いです🥰

最後に-リアルタイムで波動分析-

止まっているチャートでは簡単そうに見えても、リアルタイムでは思うように上手くいきません。

Twitterでリアルタイム相場分析しているので参考までに🤲


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?