【DAY9】ヨーロッパ旅行記〜パリで未知との遭遇編〜
この日はルーブル美術館→フレンチ→ムーラン・ルージュのスケジュールです。
オルセー以上に広くて豪華な美術館、エスカルゴ、そして世界級のエンタメなど、未知との遭遇をたくさんした日でした。
爆速ルーブル鑑賞
朝から地下鉄でルーブル美術館に向かいます。
パリの地下鉄は全区間一律の運賃なので、出場時のタッチが不要でとてもスムーズです。
美術館の入場列には、割高の水を売っている人(もちろん非公式)がいます。
それでもそこそこ売れていて、ナイス商才だと思いました。
ルーブルといえば!の例のピラミッドもあります。
音声ガイドの端末が3DSだったことには驚きました。さすが世界のNintendo…
確かに、音声だけでなくビジュアルでも説明を見ることができるので理解が深まりそうです。
美術館はとても広く、ちゃんと見ると1週間はかかると言われています。
もちろんそんな時間はないので、絶対観たい作品にだけ目星をつけて2時間で駆け抜けます。
古代エジプトの石像や、ナポレオンの頃の豪華な絵画や調度品、レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵画など、幅広い時代のものがたくさん展示されています。
ルーブルの絵はめちゃくちゃでかい!!
日本でもしばしばルーブル美術館展が開催されていますが、これだけのサイズのものは展示されないので本場ならではの感動があります。
額縁もそれぞれの絵の雰囲気に合っています。
展示室ごとに同じテーマの作品が集まっていますが、とある部屋で衝撃を受けます。
キリスト系の展示室で、ひたすらキリストが十字架にはりつけられているシーンの絵が並んでいるのです。
血が滲んでいる様子や息絶えている姿がリアルに描かれていて、かなり疲れてしまいました。。
有名どころの作品もたくさんありました。
モナリザの前にはこんなに多くの人だかりが!
列に並んで、一瞬だけ見てすぐ後ろの人に譲ります。
もっとじっくり見たかった…
サモトラケのニケは展示されている空間ともマッチしていて、今にも羽ばたいていきそうな躍動感があります。
顔がないので表情が分からないにもかかわらず、凛とした佇まいと翼から力強い意志を感じられます。
高校の現代文「ミロのヴィーナス」で習った「欠損こそがロマン」という考え方を思い出しました。
その辺の窓さえも絵になります。
一番気に入ったのは、「民衆を導く自由の女神」。
人々がそれぞれの正義を持って闘う様子が伝わります。
ミュージアムショップで復習のためのガイドブックを選びます。
日本語版があったので手に取ろうとしましたが、ダサいからと夫に却下され、渋々英語版を買いました笑
しかし、テキストのボリュームが多くていまだに全然読めていません。
だから日本語版にすればよかったのに!
エスカルゴとの遭遇
ルーブルを後にして、お昼ご飯を探します。
地下鉄の駅ですずめの戸締まりの大きな広告を見つけてテンションが上がります!
雰囲気が良さげなレストランにふらっと入りました。
フランス料理の中で気になっていたエスカルゴを注文。
前日からハマっているオニオンスープも欠かせません。
エスカルゴは専用のお皿に入っています。12個窪みがあって、それぞれにピッタリ入っていました。
これまた専用のトング的なものでつまみながら、ぺろっと中身を取り出します。
カタツムリというとかなり抵抗がありますが、オリーブ&ガーリックの味付けがしっかりされていて、サザエくらいの食感だったので意外と平気でした。
鴨肉のローストもホロホロで美味しかったです。
フランスのレストランで良かった点が、決済方法です。
各テーブルで会計をするのですが、クレカを回収される方式ではなく、クレカの端末をテーブルに持ってきてその場で決済・レシート発行までできるのです。
VISAタッチが主流なのでスムーズで、明朗会計なので安心しました。
ムーラン・ルージュの衝撃
ホテルで少し休憩して、ムーラン・ルージュの公演に向かいます。
宝塚みたいなすごいショーが観れる場所、という程度の前情報で向かいますが、劇場からして存在感がすごい!
赤の風車が目立ちます。
ドレスアップしているお客さんも多く、ポケモン柄のセットアップでキメた少年も素敵でした。
ディナー付きのチケットだったので、食事をいただきながら開演を待ちます。
我々はお酒が弱いので、オレンジジュースで乾杯をします。ヨーロッパはお酒の種類が多いので、お酒が強かったらもっと楽しめただろうなと思います。
開演前の前座では、シャンソン歌手とバンド隊が出てきて歌っています。Stay with meなどの聞いたことのある曲もありました。
そして始まった本編。
20人以上の高身長・強ビジュアルなダンサー陣に圧倒されます。
衣装もド派手な羽やスパンコールがびっしりで景気がいいです。
女性のダンサーはほぼビキニ状態で、さらにセンターの数人は乳首丸出しで衝撃を受けます。しかし、それ以上にダンスがキレッキレなのでいやらしさがありません。
アラブ、ジャングル、パリの街の男女、サーカスのピエロ、など、場面ごとにセットや衣装がガラッと変わっていきます。途中の場面では客席の上まで飛んでくることも!
ステージにかなり近い席だったので見応えがありました。
幕間の曲芸も世界レベルです。
不安定なボールやバーを積み上げた上に逆立ちしてみたり、男女ペアが首だけを支えにローラースケートで高速回転したり…
見てるこちらがヒヤヒヤします。
どれだけ鍛錬を積んできたのかと思わされます。
最後はフレンチカンカンというダンス。
たくさんのダンサーがスカートを捲し上げながらぐるぐるまわるカオスっぷりです。
あまりの衝撃と感動に、劇場を出てからも開いた口が塞がらず、「ヤバかった」以外の語彙を失っていました。
日本では絶対に見れないものだったので、とっても貴重な経験になりました。
ショービズってすごい。
こんな感じで未知との遭遇が盛り沢山のパリ2日目でした!
つづく
読んでくれてありがとー