達観
新聞やテレビ、それにネットなどで、いろんな報道がされる。
以前であれば、おっ、と思い、興味を持ったようなこと、あるいは、強く反対し、非難したようなこと。
あるいはまた、自分が興味を持っている分野で、ほかの誰かが成果を挙げた、というような報道で、負けた、と思ったり、嫉妬心を燃やしたりしたこと。
今は、そんなことは、どうだっていい、というように感じるようになっている。
少し、高いところに視点を置いて、そういったことを客観的、俯瞰的に見ている自分がいる。
それらの本質は結局何か、ということを感じ、そういったことに一喜一憂するよりも、それよりも、自分ができることをすることが肝要、と思う自分がいる。
若い頃にこういう心境になっていたら、もっといろんなことができたかもしれない。
でも、若い頃にこういう心境になっていたら、たぶん、それは「気持ち悪い」ことだったろうと思う。
若い頃は、いろんなことに一喜一憂し、あるときは憤慨し、ある時は嘆き悲しみ、あるときは猪突猛進に頑張る、ということをするものなのだろうと思う。
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