ドリーンさんの言葉
Houdiniで、あるテクニックの実証実験をしようとしていた。
だいたいできそうだ、というところまで思考実験して、これから実際にコードを書こうとしていた。
そこで、ネットを通じてだが、ドリーン・バーチューさんの言葉が目に飛び込んできた。
あなたの人生は、誰かの役に立てる瞬間の連続です。
誰かの役に立つということは、自分の心を喜びで満たすことと同じです。
他者のために役立とうと思い立ったとき、あなたは地球とそのすべての住人に恩恵をもたらします。
人生とは、与えることを通じて自分の本質を知る道のりです。
与えることをためらってはいけません。
僕が今やろうとしていることは、誰の役に立つ?。
ずっと若い頃から、このことは、僕の中にいつも点滅していた。
これがあって、芸術系の進路を選ばなかったくらいだ。
絵を描いたり、音楽を奏でたり、映画を作ったりして、誰の役に立つ?。
ゴミを増やすだけだ。
そんな思いが、僕の中を席巻していた。
当時、アニメーション作品は、大量のセルロイド板を使って作られていたが、それが嫌で、アニメへの道を選ばなかった。
コンピュータでアニメを、という発想は、その問題を解決する手段として考えついたのだった。
そして、それは、次第に世の中に普及していった。
衆知のことだ。
それとは別に、最近、ほんとうに最近、創作をすることを自分に許可した自分がいた。
誰かの役に立つための創作を、だ。
そして、今は、そのことに取り組んでいるわけだ。
常に、「これは誰の役に立つ?」と自問自答しながら。
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