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ハイハーバーへ行こう

干した洗濯物をたたんでいて、仕事のことを考えていた。

食えて、少し遊べるくらいの金を稼げる仕事って、たぶん、ロクな仕事はひとつもないんじゃないか。

おかしな仕事ばかりだろうと思う。

僕の経験から、そう思う。

しかし、そんなロクでもない仕事に拘束されて、金を稼がされる。

そういう社会になっている。

「部落有林野統一事業」を思い出す。

人々が、満ち足りた生活をすることを、権力者は快く思わない。

金を稼いで、納税させるように仕向ける。

今の世界は、その程度が進んだ世界。

世界を変えるのは、僕たち。

土に根をおろし、風とともに生きよう。

種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。

土から離れては生きられないのよ。

インダストリアを出て、ハイハーバーへ行こう。


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