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ヴァイオレット・エヴァーガーデン

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」というテレビアニメの第2話を見ていた。

代筆の依頼にきた女性。

男性からの交際の申し込みに対して、やんわりと断る内容の手紙を書いてほしい、と。

その依頼を受けたヴァイオレット・エヴァーガーデンは、理路整然と、断る内容の手紙を書いた。

その手紙に対して、立腹する依頼者の女性。

その手紙を読んだ男性は、女性との交際を断ったという。

しかし、彼女は、男性との交際を望んでいたという。

ああ、なるほど。

僕も、ヴァイオレット・エヴァーガーデンと同じようなことをしただろうと思う。

言葉の裏を読む。

そんなことは僕には不可能だ。

僕の信条は「言行一致」。

言葉を駆け引きの道具に使うなど、以ての外。

ただ、人の心の琴線に触れるような場面では、詩を書いたり、美しい表現を使ったりするだろう。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、「愛する」という言葉の意味を探しているという。

僕は、ずっと、「結婚」とは何か、ということを考え続けていた。

半世紀以上「結婚」の意味がわからなかった。

不器用に生きるヴァイオレット・エヴァーガーデンに、いくらか共感した。

お話しとしては、いろいろ気になるところがあって、僕ならこんな書き方はしない、という部分は多くあるのだが、不器用な人たちは、共感する部分もあることだろうと思う。


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