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格付けチャーハン

日曜日に放送された正月恒例「芸能人格付けチェック」を観た。

この番組を毎年楽しみにしている。GACKTは今年も全問正解するのか、相方は誰なのか、一流に残る芸能人はいるのか。今年も見どころが満載で面白かった。

今回の放送で一番印象を受けたところは「チャーハン」だ。ミシュラン一つ星のシェフ、町の中華屋のおっさん、司会の浜田、の3人がつくったものの中でシェフが作ったものを当てる回だ。

司会の浜田がつくったものは不正解を超える「絶対アカン」という選択だった。まあ、さすがに一流シェフと浜田がサクッとつくったチャーハンなんか間違えるわけないよね、と思っていたが、なんとほとんどの芸能人が絶対アカンを選択していた。

そんなにわからないものか。まあ、ぼくも味覚音痴だから当てられる自信はないのだけど。それでも芸能人たちはこれまでいいものを少なくとも一般人よりは食べてきていると思う。それでも間違いてしまうのは、もしかしたらチャーハンでは味の差を出すことは難しいのではないだろうか。


たしかにこれまで色んなところでチャーハンを食べてきた。さすがに一流のところで食べたことはないが、ラーメン屋や本格中華屋、オヤジ飯、妻、などなどこれまで食べてきたチャーハンの種類は多いと思う。

でも、味のちがいはあるにしろ、あそこのチャーハンが食べたいなどと思ったことはない。強いていうなら近所の台湾料理屋のにんにくチャーハンにんにく増しましである。ただこれはこの店のチャーハンが美味しいというよりはにんにくチャーハンという種類が美味しいのだと思う。しれっとひどいことをいっているような。


では、一般的なチャーハンで味のちがいを出すことは難しいのだろうか。


いや、待て。本当にそうか?格付けチェックは一口しか食べていない。つまり「一口では一流でも違いを出すことができない」

以前、ことばと広告さんにこんなことを聞いたことがある。

どのくらいの文章量で、プロとアマチュアは差がでますか?

ここでの回答は1000字と答えていた。だけど、プロで大事なことは再現性や継続的とも書かれていた。たしかにプロでなくても一回の投稿でバズることがある。一回バズったらプロかいわれればそうではない。大谷翔平も160キロを継続的に投げられるから、ホームランを何本も打てるから評価されてるわけ。ぼくだってもしかしたら1000打席あれば1本くらいは大谷からヒットを打てると思う。さすがに無理か~。仮に打てたとしてもプロにはなれない。

ことチャーハンに関しても、一口で味の違いを出すことは不可能なのだろう。次の二口目から美味しく感じるかもしれないし、半分食べたところで気づいたら虜になっているのかもしれない。また食べたいと思わせるものが一流なのかもしれない。


つまりプロの定義って「良質なものを継続的に生み出せる人」のことをいうのかもしれない。


なんて考えたりした。


それにしてもGACKTすげーなー。米粒2粒で当てるなんて。もしかしたら一流の味は一流にしかわからないのかもね。たぶん、凡人である我には口に合わない。以上。終わり。


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