頭の良い人とそうでない人

成田悠輔さんをユーツベで観るのが結構好きです。
いや、観るというか、話を聞くのが好きなんですね。
誤解があるといけないんで。
観るのは女性とプロ野球のほうが好きかなぁ。

で、成田さんのどの部分が面白いと感じるかを考えてみました。

「老人は集団自決するしか・・」
とおっしゃった方ですから、
まぁ、私もその年齢が刻々と近づいてるわけなんですけどｗｗ

実際に発言された動画も拝見してます。
文章にしちゃうと結構過激な内容ではあります。それを
ボソボソッ　と　
全く力感の無い声で
無表情で　
淡々と
まるで「今朝は目玉焼きとトーストでした」
と言うのと同様の熱量で話す様を観る限り、
その発言を批判する人が存在する事が信じられないです。
「老人は自決しろなど、信じられない。けしからん！」
とか言ってる人って、

そっ　そんな服を着るなんてっ！　ゴクッ・・・・　ケッ　けしからん！

って場合の「けしからん」よりも説得力を感じません。
きっと前後の文脈を端折って
文字起こしされたものしか見てないんでしょうね。
批判する人を見たときは
「あらすじを読んだだけで、映画の批評をする人」
を見てしまった気分でした。

で、話を戻します。
面白いと感じた理由ですね。
「老人の集団自決」という着想は
「あらゆる前提を疑う」
というクリティカル・シンキングでしか出てこない気がします。
（あくまで、私の極小の知識の範囲内の話ですが・・・）
思考法というテクニカル（技術）なものを使うと、
こういう着想ができますよ！
という、とても分かり易い例だと感じました。
ロジカルシンキングでは出てこない着想だと思います。
自殺を推奨するなど、倫理に反します。
皆が共有する前提を崩さないと出てこない着想です。
そこを崩しちゃうのか　っていう意外性もウケましたけど。

成田さんは頭の良い人に分類される方だと思います。
で、動画を見ている方の半数以上（おそらく、大多数）はそう感じていると思っています。
私は、そうでない人だと自認しています。
成田さんが、思考法を使われたのか、地頭でその着想にたどり着いたのかは
分かりません。
ですが、思考法という技術を使うことで
頭の良い人と同程度の着想にいたれる可能性がある
（可能性です。出来るとは言っていません。念の為）
のはとても素敵な事だと思いませんか？

いや、自決はしませんよ。＾＾；