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【ゆったりしたお金持ち-97】投資した株が暴落したら

もしも、保有している株が暴落してしまったら、次のどの心境に近いですか?
①これ以上、損をしたくないので投資はきっぱりやめる
②何とかして取り返したいので、投資額を増やして継続する
③仕方がないな。がんばって働いて稼ぐか、と考える

上記3つの中で、投資には向かないタイプは①と②だと言われています。

①のタイプは、すぐに結論を出してしまうことでこれ以上のリスクは回避したことになりますが、もしかしたらすぐ後に訪れるかもしれないチャンスをも回避したことになります。そのため、損をして終わったという結果だけが残ってしまうのです。

②のタイプは、利益を生むことに固執していて、冷静な判断ができなくなる恐れがあります。利益が出るまでは借金をしてでも投資金額を増やし続けてしまうというケースもあります。また、仮に利益が出たとしてもそこで終わらずに、もっと利益を出したいとさらに追い求めてしまうこともあり、失敗するリスクも高くなってしまいます。ギャンブルにのめり込んでしまうのと似ています。

③のタイプは、投資について深く考えていないので、一見もっとも投資に向いていないタイプに思えます。しかし、投資で損をしても投資とは別の方法でプラスにすることができれば、まあそれはそれでいいのではないかという発想の持ち主ですので、感情にあまり左右されません。このようなタイプは、今は下がっていてもそのうち上がるかもしれないし、と長期投資をしながら冷静に判断をすることができます。結果として、利益を生むタイミングにも遭遇しやすくなるのです。

ゆったりしたお金持ちは、実に③のタイプが多いと感じます。そもそも、投資で大きく儲けようと躍起になることはありませんが、仮に損失が出ても「じゃあ、他で稼ぐか」と気持ちを切り替える人が多いです。

投資の自己責任について熟知していますし、焦って売買を繰り返すようなことはしないので、何だかんだと最終的には利益を得ているのです。このようなタイプの人は、自分に投資の才能があるとは全く思っていないので、無茶な投資もしません。たまたま運が良くて利益が出たな、ぐらいに考えているのです。

まさに、「ゆとり」のなせるわざなのです。

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