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52ヘルツのクジラたち

「読んでよかった!!」って思いました。

この小説は本屋大賞をとっているので読んだ人は多いと思いますけど、まだ読んでないかたは読んでほしいと思う作品でした。

虐待されている少年と、小さいころから家族に傷つけられてきた女性の話なので、過激な暴力表現や本当に気分が悪くなる描写がありますが、それを我慢して読む価値はあると思いました。むしろその過激な描写があったからこそ、よけいに心に刺さったんだと思います。

しかし、わが子を虐待する人の気持ちはまったくわからないな・・・
確かに忙しいことや、嫌なことは親になってもたくさんあって、生きづらいって思うこともあるけれど、なぜそれがわが子に向くのかがわからない。
小説だとはわかっていても、読んでいるのがつらかった。

でも、そのつらさがあって、この二人には絶対幸せになってほしいって思いながら読むことができました。


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