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だまされやすそうな人

久しぶりに会議のために出社をした時のことだ。

上司から『◯◯さんっていい人だから、悪い人に騙されそうだよね~ってこの間皆で話してたの。』と唐突に言われた。
どういうことですか?と聞くと、ほら宗教とか。素直だから騙されそうじゃん。

正直、馬鹿にされているのかなと思ったけれど、まぁもういい年なんで、大丈夫っすよ。と流して話は終わった。

騙されやすそう。10代と20代の頃にはよく言われたけれどまさか30代になってもいわれるとは。

何が騙されやすそうなのか?一回新卒時代に同僚にだずねてみた際は、話をよく聞いてくれるから、なんか丸め込めそうって思う。と正直に教えてくれた。
大学のときの知人からも話を真剣に聞くから騙されそう、と言われたような。

かといって実際に騙されたことがあるのか、というとない。騙してこようとした人は沢山いる。道案内を装った宗教の勧誘、身近な知人からのマルチ商法の勧誘、新宿駅でお金がないからスイカにチャージしてほしいと言われたこともある。ただ話を聞いているうちにこれは危ない、といつも気づくのだ。(あと騙してこようとする人はだいたいテンションが高くて違和感があるから気付く。)

話をよく聞く=騙されやすそうなのか?
必ずしもそうではないだろう。

ただ、私の場合、たれ目で丸顔にくわえ、人よりも話を聞いているときに目を見て頷く回数が多いというのもある気がする。頷く=相手の主張を受け入れている→自分の意見を主張しない我のない人→騙しやすそうってなるのかもしれない。

相手の主張をとくに受け入れていなくても、(会議中など話の内容を聞き流してしまっているときも)、ロボットのようにただ頷く癖がついてしまっている。
これはやめるべきだろうか。

一方で、職場くらいの浅い人間関係になると騙してきそうな奴と思われるより、騙されやすそうな奴と思われているくらいの方が、なんとなくやりやすいんじゃないかと計算高くも思うのだった。

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