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おめでたい誕生日と不安

私事ですが、誕生日なんです。数日前に過ぎましたが。

物書きとしての誕生日は2024年1月11日に。
中の人としての誕生日は2024年1月12日に。

物書きは1歳に。
中の人は18歳になりました。成人ですね。


お誕生日

誕生日って、人生で一回しかないんです。
1歳の誕生日も、2歳の誕生日も、3歳の誕生日も。そして18歳の誕生日も。
皆さんは今まで何度、誕生日を迎えられたでしょうか。公開しろとは言いませんので、心の中で数えてください。

まだまだだなぁ、と思う人もいれば、結構来たな、と思う人もいると思います。
人間は、年を重ねるにつれて経験を積んでいき、知識を得ます。
死ぬまでずっと、それが続くのです。

経験と知識は得られますが、「初めて」の体験は年を重ねるごとに減っていきますよね。誕生日というのは、その、「初めて」の大切さを教えてくれる日でもあるのです。


500トンの不安

その新鮮な体験のできる時間が減りつつあるのもそうですが、それと同時にあるのが漠然とした大きすぎる不安です。
とても一人では背負いきれないような不安です。

自分で言うのもあれですが、一般的に中学生、高校生、大学生が該当するであろう思春期は、非常に鋭敏な時期なのです。すべての事象について何倍にも増幅して考えすぎたり(不安を持ちすぎたり)、逆に欲望に従った、自分の考えに従った行動が後々よくない結果を招いたり。

所々で自制できるけど、抑えられない部分もある。その均衡を探ろうとする時期である思春期。
情緒が長期的に見て不安定で、思いつめることがあるこの時期の人には、いつでも不安が付きまといます。
私も言わばその中の一人です。

今現在も、不安が私の上に載っています。



正直、この先の人生に希望を感じるかといわれると、全く感じられていません。お先真っ暗です。明日も見えない。一年後なんて笑い話です。
「生きてたらそれでいい」そんな感じ。

私は大多数の人とは少し変わった生き方をしてきました。そういうこともあって、周りの人とは話も合いませんし、足並みもそろいません。
何かしようと思っても心が足かせになって動けない時期がここ数年続いています。そのために、私は多くの「初めて」を取り逃しているような気がしてならないのです。


成人というこの節目の年に、物書きの活動を始めて1年の年。
そんな節目の年に、こんな私は何ができるでしょうか。
不安ではありますが、今はとりあえず進みます。

昨年で積み上げたありったけの日本語と
18年で積み上げた心許ない人生経験を胸に抱いて。


最後に。この記事をご覧の皆様へ。
来年の分、今年の分を先回りして言っておきます。
「お誕生日おめでとうございます」


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