時流を読む
お陰様で講演やセミナーにおいてビジネスパーソン、大学生から市民向けなど幅広く色々な場面でお話する機会を頂いています。
そのオープニングは、いつも必ず「時流」についてお話しをします。
時の流れ・・・世の中はどっちに向いて進んでいるのか? 持っている羅針盤、情報はアップデートされているかを冒頭で皆さんに問いかけて一緒に考えてみます。
俯瞰的に観て世界は?日本は?政治経済は?技術は?人々の心はどこに?流れて行こうとしているのかなどを冒頭に触れてから本題に入るようにしています。
ところで「時流」という波に乗るべきかどうか?
例えば、急流で溺れそうになった時、流れに逆らって川上や岸に泳ぎつこうとすると大変な体力を必要とし溺れる危険もあるかもしれません。そんな時は、「流れに身を任せて」みると川下で浅瀬に足がついたり、橋桁に流れ着いたりする可能性があるかもしれません。
そんな悩んでいる時に「川の流れのように」の歌詞が心に響きます。
時には頑張ることを止めて、休むことも時流の把握には必要です。必死な時には足元だけにしか目が行かず、流れを感じる目が盲目になる危険性があるからです。
一方、時流に逆らうという事は、誰も見向きもしなかった人と違った変わった事をする天邪鬼は起業家に似ているかもしれません。
現時点でホットな時流に「GPT」がありますが、暴走しないように開発を一時中断するべきとイーロン・マスクなど数名の著名人が危惧を表明していますね。
映画ターミネーターのように人類がAIやロボットと闘うような世界が来ないとは言い切れない程のインパクトある分岐点に足を踏み込んでいるのかもしれません。
時流を読む力。
時流に乗るか、逆らうかの判断力。
時流に遅れない行動力。
そのために「感性」というアンテナを常に磨いていることは大切ですね。
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