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お金の学び

汝の立つ処深く掘れ、
そこに必ず泉がある。

ニーチェのこの「泉」で思い出すのが、チベットのお坊さんの言葉です。

デルを退職後、一緒に働いていたDavidのオースチンの自宅に立ち寄った時でした。

彼はチベット仏教と亡命したお坊さん達をサポートしており、ちょうどお坊さんの1人が彼の家に滞在していました。

食後に彼が離席した時、お坊さんが私にフッと私に漏らした一言を今でも鮮明に覚えています。

「大きな池になるより、
 小さくてもいいから泉たれ!」

お坊さんはその後は黙ったままでしたが、
私なりに解釈したのは、

「大きな池は、沢山のお金を手にして裕福な暮らしが出来ている人」

一方、泉とは

「お金は沢山なくとも枯れることなくずっと湧き出て、生活には不自由せず暮らせている。」

と解釈したのでした。

池の水は濁り腐ることもあるし、いずれ枯れるかもしれない。しかし、泉はずっと湧き出ている綺麗な水。

お金に例えると死に金か生きた金か?

コンコンと湧き出る水

デルを退社して田舎に戻っていた25年以上前のことですが、当時経済的に大変な思いをしていた私にとって一つの光明になりました。

しかし、お金についての学びはまだまだそれから続くことになります。今生での学びの課題なのかもしれません。



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