障がいで気付くスマートシテイ
出張前日に左太腿裏を肉離れ、いや〜痛いのなんのって歩くだけではなく、座っているのも痛く涙〜
で、初めて着いた大阪郊外の街。
駅の反対側に渡るのにエレベーター探しにひと苦労。後から気付いたのが、サインがあった反対側の階段横にエレベーターは静かに鎮座しており、気付かず遠回りして痛みで一汗かく始末。
不自由になって判る歩くのに優しい街が、歩いて楽しい街。これが足腰も弱い高齢者や妊婦さんだったら如何なんだろう?と思わず考えさせられました。
周囲にランチする処もなく、駅前の屋台風お好み焼き屋に一脚だけある店先に座って食べたのは、たこ焼き。
新大阪駅に着いた時に目に留まったのですが、8個1000円の高さにパス〜。それが何とここでは9個500円!実はパリパリ感のある焼き加減が好きなのですが、皮は柔らかく中身はトロリ〜たこ焼きひとつに水を交互に飲む始末でしたが、美味しく頂きました。
食べている間にも入れ替わり立ち寄りたこ焼きを買って行く大阪人。スーツ姿のオッサンが丸椅子に座って、一人たこ焼きに食らいついても違和感ないし、変な目で見られる事もなし。
流行に走る東京と違って、ここは大阪やで〜みたいなアイデンティティが香る街の雰囲気、好きですね。
高度成長時代に車中心の国や街作りに大きく変わり、人が置き去り。DXとかスマートシテイと言う前に、住人目線で街作りの大切さに色々と想いが駆け巡りました。
IoTやUXだとかアルファベットで人を煙に巻くような評論よりも、歩いて楽しい街、住みたくなる街というビジョンを見せる事、語れる事の方がずっと大切です。ずっと足を引きずって歩きながらも日本の将来の姿に想いを馳せました。
東京は、近代ビルが整然と並び綺麗な街。それに比べて大阪の街には未だ雑然とした路地裏が残る。神社の参道の裏路地が上の写真ですが、大阪人の商魂というか逞しいさというか、何かホッコリとした気持ちになりました。
世界の大都市NYCは、毎日あちこち工事していてもっと雑然としていて汚い。しかし、冷たい感じのする綺麗な東京よりNYCのほうがなんだか落ち着く感覚は、デジタルとアナログのような違い感覚でしょうか?
スマートホーム、スマートシティも良いとは思います。そこにホッと出来る暖かいホッコリ感という人間味というかアナログ感のような余白がある人に優しい街であればと思った出張初日でした。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?