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誰でもするような哲学

高校生のときに哲学にハマっていた。

マイケル・サンデルの「これからの正義の話をしよう」
100分で名著の「ニーチェ/ツァラトゥストラ」

哲学にハマるきっかけがテレビの影響というミーハーなのだが、当時のわたしは「生きるとは何か」を真剣に考えるようになったとともに、中学の頃には来なかった『厨二病』に罹ってしまった。


「どうせ死んじゃうのに、テストでいい点数とるとか、恋人が欲しいとか、お金が欲しいとかくだらない・・・」って嫌なやつだった。

(お笑い芸人の三四郎/小宮さんが「ノストラダムスの大予言で地球は滅亡するから勉強しても仕方ない。」って結局のところ何にも起こらず、高校留年した話は面白かったな。。。)


勉強できないし賢くもないし、パッとしない人生に嫌気がさしていた。

ただ生きている理由が欲しかったのかもしれない。。。

楽しそうにヘラヘラして生きている人よりも、自分が高尚な人間のように思っていた。学校の勉強では測れない賢さが自分にはあると思っていた。


三丁目の夕日の短編で高校生の男の子が、太宰治の影響を受けてニヒリズムにどっぷり浸かっていた。ふと小説の一節を家族の前でカッコつけて言うと「あれ?それ父さんも高校生の時に読んだぞ笑 最近様子がおかしいと思ったら、お前、太宰の影響だったのか〜」と言われて照れてしまう。

(彼の父親は馬鹿にしているわけではなく、様子がおかしいと思っていた理由がわかったのでホッと安心している。。。)


自分だけが悩み苦しんでいると思っていたけれど、みんな一度は通る道。


虚無感に苛まれている自分がかっこよくて酔いしれているなんて恥ずかしい経験はいくらでもある。

そこで終わるだけではもったいない。

もっと掘り下げていい。かっこつけなんかじゃなくて、人間の根源的な悩みや本質に触れるいい機会である。


幸運にも私には、哲学を語らう貴重な友人がいるので年甲斐もなく今でもそういったことを話して、不毛な(だけども楽しい)時間を過ごしている。。。

彼のおすすめは、哲学科の教授の「永井均」や、仏教研究者の「中村元」を教えてくれたので、最近読んでいる。比較的わかりやすい方で、本質に迫っているので面白いのだが、なかなか読み進めるのに、私の脳みそではオーバーヒート寸前である。

今でも初心者なので、アリストテレス、ソクラテス、プラトンくらいの岩波文庫を買い漁ることから始めている。
積読することで、未来の自分が読むであろうと信じている。。。

別に好きな哲学者の本を読めばいいんだろうけど、古代ギリシャから始めたいっていうなんともありきたりな深い理由もないので、やってみたいと思う。。。


あんまり難しいことはわからないけど、賢い人が凡人に向けて、自分の気がついたことを伝えてくれているので、自分の稚拙な頭でループして考え込むよりは、前進するんじゃないかなって思って読んでます。。。


買った本が100冊くらい溜まっているので、読み漁ろう。
読書は人を豊かにしますし、孤独な人間を慰めてくれるから・・・
一人の時間も大切にしないとね。


それでは、See You Later, Alligator 🐊




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