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社会問題が取り入れられた、観やすい映画3選!

~女子大生に観てほしい!~

「社会派映画って、ムズカシそう…」

そんなことはありません!

確かに、社会派映画は、難しい歴史事情や現代の社会問題を扱っているものが多くあります。そして、ハッピーエンドよりも、重たい後味で終わることもあります。

しかし、気軽に観ることができる、社会派映画もあります。そもそも、社会派映画とは、社会にある問題を定期している映画。必ずしも、目を覆いたくなるような残酷なシーンを入れ込む必要はないのです。

もし、あなたが

「もっと社会について考えさせられる映画を観たい!」「でも、ひたすら思い映画は嫌だ!」


と思っているならば、ぜひこのページを読んで欲しいです!社会派映画が初心者の方におすすめしたい、観やすい作品を紹介しています。

きっと読み終えた頃には、「社会派映画も観てみようかな」と思っていることでしょう。

それでは、いざ、社会派映画の世界へ。


初めての人に特にオススメ! 観やすい社会映画①

「ドリーム」(邦題)

〜女性の社会進出・黒人差別・才能と努力・実話に基づいた物語〜

2017年9月29日日本公開 Hidden Figures (原題)はアメリカで、2016年12月に公開。その後、世界各国で上映。マーゴット・リー シェータリー作のノンフィクション小説、"Hidden Figures"を元に作られた映画。



あらすじ


時代:1960年台、宇宙開発競争でソ連とアメリカが対立
場所:NASA アメリカ航空宇宙局
設定:ロケットの打ち上げの、重要な計算を担う黒人女性グループ
・その中にいる、黒人女性3人がメイン
・数学の天才、黒人女性キャサリンが、本部に抜擢!
・しかし、白人しかいない本部で、差別的な態度を受けるキャサリンは特に苦労
・差別に屈せず、努力を続ける3人の環境は徐々に変化
・後にNASAの歴史的快挙に、様々な面で大きく貢献する


考えさせられること

・自分は知らぬ間に誰かを差別しているのではないか?
・どうしたら差別は無くなるのか?
・女性にとっての幸せとは何か?
・本当の優しさとは何だろうか?                                                など

詳しい深堀りは、こちらからご覧ください!

ひとこと

黒人だからというだけで、どれだけ数学の才能があれど理不尽な扱いを受ける3人。観ている側も、苛立ちを覚えるほどです。キャサリンが怒りと苦しみをオフィスに訴えるシーンは、圧巻。そんな彼女たちが、めげずに前に突き進む姿に、胸が熱くなります。そして、少しずつ変わっていく周りの環境や、彼女たちの努力の成果が認められていく様は爽快です。

失敗をして、勇気と元気が欲しい時にぴったりな映画です!!


初めての人に特にオススメ! 観やすい社会派映画②

「黄金のアデーレ 名画の帰還」(邦題)

〜ユダヤ人・ナチス・美術品略奪・実話に基づいた物語〜

2017年2月11日 日本公開 Women in Gold (原題)は2015年にドイツで公開後、アメリカなど世界各国で上映。マリア・アルトマンがオーストリア政府から、黄金のアデーレなどの美術品の返還を勝ち取った2006年の出来事を元につくられた映画


あらすじ

時代:1990年代後半
場所:アメリカ
設定:アメリカに逃亡してきたユダヤ人の老婆、マリア
・オーストリアを代表する画家、グスタフ・クリムトが、叔母、アデーレの美しき肖像画を描いた
・叔母の肖像画はナチスに奪われた 現在はウィーンのベルヴェデーレ宮殿美術館に所蔵されている
・マリアは、弁護士の若い青年ランディとともに、オーストリア政府から肖像画を取り戻す
(ちなみにランディは、ウィーンを代表する音楽家、あーのると・シェーンベルクの孫)


考えさせられること

・ユダヤ人迫害で奪われたのは命だけではない、アイデンティティも
・自分の全てを奪った故郷に帰ってまで、どうしてマリアは肖像画を取り戻したかったのか?
・戦争当時を知る人が、ほとんど亡くなってしまっている事実
・戦争の苦しみは、まだ終わっていない
・奪われた財産と、現代の私たちはどう向き合うべきなのだろうか?                        など

詳しい深堀りは、こちらからご覧ください!

ひとこと

ナチスの侵略とゆかりがない私たちは「なぜ今更そこまでするのか?」と思うかもしれません。マリアは決して、お金のために取り戻したいわけではありません。いつだって凛としていて美しいマリア。そんな彼女の過去が少しずつ明かされ、懸命に取り返そうとする姿は応援したくなります。ランディも、彼女の姿から影響された一人です。特に派手な演出や劇的なシーンがあるわけではない。それでも観入ってしまう、静かで上品な魅力がある美しい映画です。

一人の時に、しっぽりと観たい映画です!!


初めての人に特にオススメ! 観やすい社会派映画③

「しあわせの隠れ場所」(邦題)

〜黒人と白人・アメフト・ファミリー・実話に基づいた物語〜

2010年2月27日日本公開 The Blind Side(原題)は2009年にアメリカで公開。その後、世界各国で上映。マイケル・ルイス作のノンフィクション小説、"The Blind Side: Evolution of a Game"を元に作られた映画。主演、サンドラ・ブロックは、2010年アカデミー賞にて主演女優賞を受賞。


あらすじ

時代:2000年代前半
場所:アメリカ
設定:主人公は裕福な白人女性、リー
・大柄な黒人少年マイケルは、父親が死去、母親は薬物中毒
・ホームレスのような生活をしながら、学校に通っている
・寒い夜の中一人歩くマイクを、リーたち家族が偶然みつける
・ひょんなことから、リーの家族はマイクを家族として受け入れることになる
・体格を生かした、アメフト部への入部をすすめられる
・入部の条件である成績向上にも奮闘
・いつしか実の家族の絆が芽生える
・マイケルはアメフト選手として才能を開花                                                               

考えさせられたこと

・身近にある人種差別とは?
・貧困や薬物中毒から、そう脱却したら良いのか?
・本当の家族とは?家族の絆とは?
・本当の優しさとは?偽善と良心の境目は?                                   など

詳しい深堀りは、こちらからご覧ください!

ひとこと

心温まる、ファミリー映画です。登場する人物が、みんな良い人です。確かに、裕福だからできたことです。しかし、裕福であれば、みんながマイケルのような子を家族として受け入れるでしょうか?きっと、簡単にできることではないです。これが実話だというのだから、より感動します。特に、主人公リーが、男前で頼もしいです。家族に会いたくなるような、あたたかい気持ちで胸がいっぱいになる映画です!!


いかがでしたか?

・社会派映画は、重たい映画ばかりではない!
・「ドリーム」は、勇気と元気が欲しい時にピッタリな映画
・「黄金のアデーレ 名画の帰還」は、しっぽりと観れる映画
・「しあわせの隠れ場所」は、感動的なファミリー映画
・↑三つとも実話を元にした物語!

一見、難しく感じる社会派映画にも、気軽にみれる作品はたくさんあるのです。もちろん、映画をどう楽しむかは個人の自由です。

しかし、せっかくなら社会問題を取り込んだ映画も観てみませんか?

映画を観て、自分の価値観について考えてもよし。

今できることは何だろうか、と考えてもよし。

一緒に観た人と、意見を交換してもよし。

社会派映画は、一つのきっかけに過ぎません。

でも

このきっかけが、あなたの行動が、日常をより良くできるかもしれない。

社会派映画をきっかけに、世界を変えよう!


アートを通じて社会問題を学ぶ。

留学きっかけで、映画ドラマに隠れる社会問題に目覚めた女子大生

「ぽのの」

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「気軽に映画やドラマ✖️社会問題について語れる場」

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