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2023下半期のお気に入り本5冊。悩む私を勇気づけてくれた本が多めでした。

2023年が終わってしまいました…!
上半期にも5冊の本を紹介したので、下半期のお気に入り本も5冊記録しておきます。

ちなみに、下半期はTSUTAYAのシェアラウンジに1か月半通って本をたくさん読んだので、いかにもTSUTAYAにありそうな自己啓発系ばっかりになりました!笑



『さみしい夜にはペンを持て』古賀史健

「書くこと」「日記」をテーマにした、海の中の中学生の物語。
それこそ中学生でも理解できるストーリー仕立てで日記の素晴らしさを教えてくれます。

10年日記を2017年からつけているのですが。
まさに未来の自分が読者になって、数年前の日記を読むと「こんなことで悩んでいたのか」と新たな発見をした気持ちになります。

しかも、「ということは、今の悩みも数年後には笑って振り返れるかも?なんなら半年後には悩んでいたことさえ全く覚えていないかも?」と、自分の現状を客観視できるようになります。

あと、ついつい未来に目が向いてしまいがちだけど、「過去の自分が小さな夢をたくさん叶えてきたから今の自分があるんだ」と成長を感じられることもできます。
なので、私も日記はおすすめ!

この本の素晴らしいところは、ダイレクトに「日記は素晴らしい、なぜなら〜〜」と啓発書のように書くのではなく、分かりやすいストーリーで伝えたいことを伝えてくれていること。

イラストもふんだんにあるし、紙の質感も良いのでぜひ紙の本で読んでほしいなぁ。こどもも大人も楽しめる本だと思います。


『どう生きるか つらかったときの話をしよう  自分らしく生きていくために必要な22のこと』野口聡一

宇宙飛行士の野口聡一さんが、ご自身が苦しんだ経験から、自分自身の軸を持つ大切さを伝えてくれる本です。

自分がめちゃくちゃ悩んでいる時期に読んで、すっごく勇気づけられました。

宇宙飛行士なんて世界に数少ない職業につけて、羨望を浴びる人でも、10年間も気持ちの面で苦しむことがあるなんて驚きました。でもそれだけ、精神面での迷いはしんどいことなんだなと。

「弱さを吐き出してくれてありがとうございますと野口さんに伝えたい…」と、読んだ時の感想に書いてありました。

エドシーランの昔の歌を聴いた時と同じ衝撃と激励をもらいました。社会的に成功しているとされる人が弱さをさらけ出してくれると勇気をもらえるというか。

▲流す前に司会の方に手をつないでもらうのも可愛い、、、

人生迷うし、社会で良いとされていることを自分の判断軸にしがちだけど、それだといつまでも「自分の幸福」にはたどり着かないんだろうな、と。
改めて、幸せは自分の中にあるし、幸せを見つけられる心があるかが大事だよなと思わせてくれました。


『書く瞑想』古川武士

以前からモヤモヤしたときにはカフェに行って、何も考えずに頭の中に出てくることを書き出す…ということをやっていました。
それを巷では「ジャーナリング」ということを知ったのはここ数年のことです。

書き出すとスッキリするので、「この書き出すとスッキリするのって誰かが科学的に証明している気がする…」と思って、”書く”系の本を読むようになったのでした。

この本では、

ステップ1:書く瞑想(毎日15分)
ステップ2:書く片付け(月1回)
ステップ3:書く習慣化(3か月に1回)

と3ステップで頭の中を書き出し、日ごろのモヤモヤをスッキリさせるだけでなく、「今後どのようにしていきたいか」等の気づきをも促し、人生を前向きに変化させていくことまで「書く」ことで成し遂げる方法を紹介しています。

まだステップ3までは私もやれていないですが、本を読んでからちょうど3か月ほど、書く瞑想を続けてきました。

ネガティブな気持ちはずっと頭の中でぐるぐるしてしまうので(日々のタスクが多いときなんかも)、紙に書き出すと可視化されてスッキリします。おすすめです。

『悩みの多い30歳へ。』キム・ウンジュ

とにかく勇気づけてくれた一冊です。

一番「確かに…!」とハッとさせられたのは、選択について。

本に出ていた例でいうと、留学するかどうかずっと悩んでいる人がいるかもしれないけど、それってあなたに選択権はありますか?という質問。

「留学するかしないかを決めるのは、入学許可証をもらった後でも遅くない。それなのに99%がまるで今、入学許可証を手にしたかのように悩む。」

「自分にできることについて悩もう。自分に決定権がないことでなく、できることから始めればいい。そして、選択権が与えられた時に選択すればいい。」

留学するか迷っているなら、まず海外の学校にエントリーしてみよう。願書を書いて、応募して、入学許可証を手に入れてからでも悩むのは遅くないでしょう?というお話でした。

まさに自分は選択権がないのに悩んでしまうことが多いと感じ、私にとっては気付きを与えてくれた本でした。

そして今はGoogleで活躍している著者でもこんな風に悩んで苦しんできたのか…と、弱い部分を知ると、自分も身近に感じられて、勇気づけられました。

野口さんの本もそうだけど、誰かの弱さに励まされた半年だったみたいです。


『心療内科医が教える本当の休み方』鈴木 裕介

この本で初めて、副交感神経が腹側迷走神経と背側迷走神経の二つに分かれるという「ポリヴェーガル理論」という理論があることを知りました。

休み方って難しいですよね。私も以前大きく体調を崩して以来、「どう休むか」は自分の中でも大切なテーマであり、自分に合うコーピング方法を模索しているところです。

自分が今どんなモードで、それに対してどんな休み方が有効なのかは、ストレス社会に生きる現代人は知っておいたほうが良いと思いました。

休み方以外にも心に響いた言葉があるので、いくつか引用して貼っておきます。

「人間はもともと、『ゆるやかな快』でも豊かさや幸福感を感じられる
『ゆるやかな快』を求めていくこともまた、とてもクリエイティブなこと

「シリアスに対抗できるのはユーモアである」

「心の楽屋」

「人間なんてみな等しくダメであり、みんな等しく尊いということを真に理解している人は、いたずらに他者をジャッジすることをしない」

自分用のメモからの引用です


最後に

今年も素敵な本にたくさん出会うことができました!
2023年に読んだ本は113冊でした。

読書、大好きです。

ここ数年毎年「古典を読みたい!」と言っていて、全然読めていないので、2024年は古典またはもっと骨太な本に挑戦したいなと思っています。

あと実用的な本ばかりだったので、のんびり読書を楽しむ時間も大切にして、小説もたくさん読みたいなあ。

今年も読書の旅を楽しめる一年になりますように!

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