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完結編 「ブルベ×オレンジメイクって難しいの?」トータルメイク編

やっとこさ「ブルベ×オレンジメイク」も最終回を迎えることが出来そうだ。
『急がば回れ』のブルベのオレンジメイク…、
初めてご覧になる方は是非とも以前の3つの記事(前編中編後編)に目を通して頂けると、より深く理解して頂けると思う。

今回もスーパー長文な事をお詫びしておきます。オレンジは深いのです💦
では早速入るとしよう。

◉どんなオレンジメイクを目指す?

では具体的なオレンジメイクのプランについて。大きく2つに分けられる。

◯ブルベ色とのミックスメイク


顔面にブルベ色とイエベ色が「敢えて」混在するメイクの事を私はこう呼んでいる。
(例「目元はブルベ色×唇はイエベ色」など)

前回の考察で登場した動画「水越みさとさんのブルベメイク」もこちらに該当すると思う。

ミックスメイクのメリットは
◎「苦手な色でも自分の得意な色と合わせることで、部分的に取り入れやすい」
という点に尽きる。

一方、
△「どの色をどのパーツに?ミックスする組合せが良いか?!決めるまでに少々試行錯誤を要する」

というお悩みが想定されるため、
「ミックスメイクの実例やその詳細、成功のポイント」については以前考察したこちらの記事をご覧頂きたい。
(オレンジを使ったミックスメイクも有)

一度自分のお気に入りの組合せを見つけてしまえば楽だし、その組合せを考えて楽しむのも一興だろう。

眉毛、まつ毛、カラーアイラインなどの局所的な場所(目立ちにくい)から攻めるのも勿論良しなのだが、

せっかくなのでここは唇を「オレンジ風リップ」にチェンジして、ミックスメイクを楽しめたなら、ブルベ×オレンジメイクのエキスパートと言えるでしょう!

今期のオレンジコスメを使ったミックスメイクのトレンドとして、

・オレンジ系リップ×ラベンダーorライラック
・オレンジ系リップ×ローズ


の組合せをよく見かけたのでご参考までに。

「オレンジアイシャドウ×ブルベリップ」の組合せももちろん有りです。

◯全面オレンジのワントーンメイク

対する「目、唇、(頬)」の主要パーツをオレンジ(風)系統コスメで統一する「ワントーンメイク」。

◯「ともかくオレンジ系でまとめたらよい」という点では、組合せは迷わないで済むのがメリット。

△しかし、そもそもブルベが苦手な色を顔面に配置するため、正直難易度はグンと上がる。

ブルベ的には
「オレンジを美しく映えさせる&キープする」事ができるかが至上命題。

そのためにはアイテム選びとともに、
「対オレンジメイク用のベースメイク」が重要だと前回の考察より悟った次第である。

「午後3時、鏡の前の憂鬱」
「午後5時、帰宅前の鏡の前の私」
をみて「ギョッ」とならない為にも、ベースは大事だという事を申し上げたいのだ。

これに関しては未だ私も試行錯誤中ではあるのだが、今回更にテコ入れすべく、オレンジメイクに関する情報をご紹介したい。

◉オレンジメイクのテコ入れポイント

「オレンジメイク」に関するプロの見解と、私なりのポイントをお伝えしたい。

◯【オレンジアイシャドウのテクニック色々】

イメコン先生達の見解やテクニックまとめです。大体同じ見解、セオリーで一致してますから、そのまま真似しましょう!

プロのメイクさんでもオレンジシャドウ×青みラメのテクニックを使うんですね!↓


◯【オレンジが主役のメイクは締まりを加えてメリハリを/(ヘアメイク河北裕介さん)】

『オレンジは彩度が高いから色素が薄く見える。それがオレンジのよさでもあるが締まりがないからぼんやりすることが多い』

『オレンジを取り入れるならどこかは締める必要がある』
(参照元:オトナミューズ2022.4
 「ヘアメイク河北裕介の大人メイクで、いい女!」)

「オレンジの魔術師」と私が勝手に呼んでる河北さんからはこんな見解が!

河北さんの推しは「×イエロー」「×ブラウン」の組合せでしたが、

私はここをブルベ流にアレンジしたいので
「ブルベの得意色」で締めるのを推したいです!そこでピンと来たのが、

◯「オレンジ×ローズ、カシス系」
◯「オレンジ×ピンクブラウン」
◯「オレンジ×ブルー系グレージュ」

ブルベの得意なニュアンスカラー系です。
赤みに振った色、青みに振った色!

カラーマスカラやカラーアイラインなんかはどうでしょう??沢山出てますよ!

↑例えばピンクグレージュ、モーヴピンク、ブルーグレー辺り。
特にブルーグレー系はコントラスト効果もあり洒落感ありオススメです!

◯ 【(彩度高めの)オレンジリップで唇に一点集中】

「オレンジリップをオトナがまとうときのコツは、顔が散らからないようにすること。目元とチークは控えめにして、唇を主役にするとバランスがとりやすいです。

彩度が高い“強めオレンジ”で唇にインパクトを出して」(北原果さん)
(引用元:下記の記事より)

ブルベのオレンジリップについては以前の考察を参考にして頂くとして、
ワントーンメイクの場合のパーツの強弱についてです。

1番血色があるべきパーツ=唇を優先するとバランスが取りやすいというテクニック。

目元か頬はカラーレス系(パール、ラメ)で抜いても良いかもしれません。
私ならハイライト風にして、チークを抜くと思います。(血色過多防止)

◯【メイクの順番は?リップ優先主義】

メイクの順番を見直しましょう』という事。
恐らく一般的には、

「下地→ファンデ→お粉」からの
「アイシャドウ他(目元)→リップ→チーク」

ベースメイクを仕上げてから、色メイクを。
目からリップに降りて、最後にチークやハイライトでフィニッシュかな?

そこをプロテクニックでは、

「下地→ファンデ→コンシーラー」からの
リップ下まぶた→他の目元→チーク
最後にお粉でフィニッシュ!

ベースメイクの間にポイントメイク。
ポイントメイクはリップ優先に!

素人では思いつかない順番ですが、きちんと根拠があります。
再登場ですが、こちらをどうぞ。


中顔面短縮とか、唇に色を塗ることで目元のメイクのバランスをとったり。眉毛もそれに影響するとは凄いですね。

自分の苦手な色を扱う時は、よほど慣れない限り顔面のバランス感覚が取りにくいと思うのです。
私も試しましたが、確かに全体イメージが取りやすいと感じました。

1度目に塗るのはベースになるリップ。
最後にもう一度仕上げにリップの色調整をすると整いやすくなると思います。

やはり、オレンジリップの攻略編を先にしておいて良かったwと思いました。

◉オレンジメイクとトータルバランス

服が先、メイクがあと。おしゃれは「引いて見る」ことから(河北 )

河北:それね。基本的に、まず服、そのあとにメイク。その日の着こなしを全身で見ながら、引いてメイクするってめっちゃ大切よ!
(引用元:@BAILA  https://baila.hpplus.jp/42098)

またも河北さんの金言登場w
オレンジメイクに限らないが、
私も本当にそう思う。

前回の考察時の「水越みさとさんのブルベ寄せメイク動画」でも出たように、
『髪色や洋服など全体のスタイリングがメイクの成否』に影響する事は間違いない。
ブルベのオレンジメイクも同じだと考える。

◯オレンジメイク×トータルコーデの達人に習う


イメコン診断とかきっと関係なくセンスが良い人、「似合わせメイク」が上手な方達という事で「アパレルの販売員さん」が思い浮かぶ。
皆、トータルでオシャレですよね(憧れ)

中でも天下の『BEAMS』!!
(カジュアル路線御用達のセレクトショップ)
の店員さん達がご自身のメイクについて投稿する【beamsbeauty_official】のインスタは
なぜかオレンジ系コスメ所有率が大変高く、トータルコーデ的にも参考になると思うので、ご紹介したい。

使用しているコスメにも注目だが、パーツメイクのバランス感覚も素敵だ♪

自分の好きなスタイリング、洋服を扱うショップ店員さんやファッション雑誌に出てくるメイクって、実は「似たメイクパターンの傾向」が現れる確率が高い。

恐らく、↑の皆様は
まず洋服やスタイリング(髪色含めて)を決める→そこに合わせてトレンドを取り入れつつ、メイクを仕上げるため似てくるのかなと推測している(これもまた考察したいテーマだが)。

という理由で、
美容雑誌やSNSのイメコン情報だけでなく、トータルスタイリング視点からメイクを観察してみるのも面白い。
いわゆる『垢抜け』に1番近いのはこのコースかもしれない。

◯プロのブルベ冬×フレッシュの先生がオレンジメイクをやってみたら?!


最後は私がよく参考にする先生の実例とアドバイスを。
私もこれに倣って、「ブルー」強めのトップスを顔回りに持ってくると、不思議とオレンジメイクが映えます。反対色の関係で互いを引き立てるせいかなと考えますが、気軽に取り入れられるテクニックですね。

最終的にお伝えしたいのは
「他人は自分をトータルバランスで見ている」
という事です。

◉まとめ


色々ブルベのオレンジメイクについてずっと書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

★ オレンジメイクの『向く時期、やり方、仕込み方、選び方』を意識する。急がば回れ!

★洋服の『色、素材、デザイン、スタイリングの雰囲気』などをオレンジメイクと相性の良いモノで合わせてみる
(フレッシュタイプ、カジュアルスタイル◎)

私もまだまだ道半ばではありますが、
似合いにくいとされるオレンジでも、
『似合わせるための工夫とポイント』を意識すると、ブルベなりに何とかカタチになるのでは?と思っている次第です。

少し逸れますが…
ちょうどこの考察をしている最中に
プロのヘアメイク吉川康雄さんのコラムを読みました。
【ひとりメイク遊びを楽しむ事について】という内容でしたが、

“自分を大切に思いキレイに見せたい”という普段メイクからひと味違うアプローチで、“自分の新たな一面”を楽しみながら発見できるかも。
だから、たまには日常は置いておいて、どんなメイクでも挑戦してみるのは大賛成です!
普段の透明感ある日常メイクと、趣味に対応したメイクが同じである必要はないと思います。メイクで遊びたいときは、とことん自分が楽しめるよう、自由にクリエイティブしたほうがいい。」
一度、自分にとってベストなメイクパターンが決まってしまうと、そこから抜けるのはなかなか難しいもの。
メイクアップアーティスト 吉川康雄「世界はキレイでできている」Vol.16
(全て上記コラムより抜粋)

一読してハッとする内容でした…。

イメコンやパーソナルカラーの診断結果を受けて、普段から「ベストなメイク、スタイリングを装う事ができる」のはある意味幸せな事だと思います。

お金を払えば、ファッションやメイクの『似合うお墨付き』をプロから貰えるのですから。

お高いですが、それでも試行錯誤や疑問を重ねるよりコストやタイムパフォーマンスが良いと思える方が多いため、ここまで浸透したのだと思います。(私もそう思って受けた)

しかしそうやって、一度脳内に定着した「マイ・セオリー」から抜け出すのは確かに難しいですね。

その一方で、毎日毎日他人視点から満点評価を得る必要性ってありますか?という話です。

生粋のブルベの私がオレンジを身につけても、残念ながらそれが得意な人と比べて、満点には届かないでしょう…

でも、それでもいいですw

「苦手」「鬼門」なオレンジに敢えて手を付けるこのチャレンジは、私にとって
『他人にどうこう言われず好きなものを楽しむための時間作り、きっかけ作り』
だったのかもしれません。

おかげ様でだいぶ調べ上げましたからね。
でも、楽しめています。
ブルベの皆様!まずは気楽な休日から挑戦してみませんか?
今年の夏は太陽の下、オレンジメイクで出かけたくなりますよ!

私もこれで終点ではないので、また色々と実践してみて気づいた事があればアップデートしていきたいと思います。
(ブルベ×オレンジメイクに合うチークについては未だ模索中です…)

長らく続いた「オレンジシリーズ」にお付き合い頂き、ありがとうございました。

◉ブルベにオススメ!オレンジアイシャドウ10選


今回はアイシャドウをピックアップ。実はこのジャンルはネタが割と豊富です。

↓まずはイメコン先生のSNSを徹底サーチしまして、頻出しているものを選びました

◯ルナソル/アイカラーレーション13.14

最近頻出してきたアイシャドウ。どちらともオレンジ系が入っていますが、ブルベも使いやすいとの見解をよく見かけます。


◯リンメル/ショコラスイートアイズ024、プリズムパウダーアイカラー005

単色アイシャドウは元々ブルベオレンジ御用達として見かけていました。また新しくパレットでも使いやすいのが出てきたんですね。
リンメル自体がブルベ×オレンジアイシャドウが得意なのかもしれません。


◯ヴィセ アヴァン /シングルアイカラー008
ブルベ御用達オレンジアイシャドウの『エレガンスクルーズ』が廃盤になったので、現存するアイシャドウからこちらを。これも有名。


◯資生堂ブランド編
現役ブルベBCさんのオススメも。マジョマジョの単色アイシャドウ「熱砂」「ラクダの背中」もブルベ×オレンジアイシャドウのオススメ品として見かけます。

↓次はSNSなどで目に留まった巷のブルベさんオススメ品

◯キャンメイク/シルキースフレアイズ  07
発売時はイエベさんにすごくウケていたイメージがありますが、ブルベさんにも支持されている口コミも見かけるようになりました。
このシリーズ、好きです。


◯KATE /エレクトリックショックアイズ  OR1
ラメやパールをガンガンに効かせたシリーズ。この質感を活かしたオレンジアイシャドウを選ぶ所がブルベ×オレンジメイクをわかっていらっしゃるなあ…と感心した一品。私も試してみたいですね。

↓最後は私が個人的に気になった品をピックアップ。『フレッシュさん御用達』のブランドなのは必然ですね…w

◯UNMIX/アイリッドニュアンス01.02 

↑で登場した吉川さんのUNMIX。
01は絶妙なオレンジニュアンスも入ったようなピンク。02はシアーなオレンジ。
どちらも挑戦しやすく、オレンジメイクに取り入れやすそうだと思いました。
ただ大人気で現在入荷待ち。定番品だから在庫さえ入れば入手できるはず。

◯コスメデコルテ/アイグロウジェムPK803

以前にこの記事を取り上げて以来、ずっと気になっていた品。コーラルピンク系。この品自体ベースとして活躍するので、他のピンクやオレンジと合わせて使ってみたいと思いました。


◯OSAJI/ニュアンスアイシャドウd12黄昏、ニュアンスフェイスカラー 08ことづて

私の推しブランドも最近は「オレンジ」が推しのようで…w
d12は既存のオサジ単色シャドウの中で「赤が強めのオレンジ」との事。ただゴールドパール配合のため、そこが迷うところではあります。
マルチカラーの08はチーク やアイシャドウベースに良いかなと思いました。


◯Celvoke/インフィニトリーカラー11

これは最近見つけて、とても気になった品です。赤が強めなオレンジに見えます。マルチカラーでどこでも使えますが、目元と頬に使うのが良さそうと思っています。


最後にこちらの記事も置いておきます。
ブルベの皆様にも良きオレンジコスメの出会いがありますように!

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