後編 「ブルベ×オレンジメイクって難しいの?」〜急がば回れのベース編〜
いよいよ、「ブルベ×オレンジメイク」も終盤戦に突入である。
そのための基礎おさらい編とオレンジリップの攻略編について、まだご覧頂けてない場合は是非とも先に目を通して頂きたい。
それでは早速入りたいと思う。
◉ブルベに合うオレンジコスメを探す前にやるべき事がある!!
実際に、ネットやSNSで『ブルベ オススメ オレンジコスメ』などで検索をかけると、オススメとされるコスメが挙がってくる。
それをチェックしてポチする前に、今一度考えてほしい事があるのだ。
ブルベ×オレンジメイク攻略ポイントは
「急がば回れ」
「備えあれば憂いなし」
◉実録「イエベの人がブルベメイクをやってみた」から感じた事
先ずはこちらの動画を取り上げたい。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、
有名なコスメ、美容情報系YouTuberさん
「水越みさと」さんの動画である。
率直な感想や意見、わかりやすい商品比較やメイクを実践して見せてくれる(しかもお上手)ので私もよくチェックしている。
その彼女が「ブルベ風メイク」に挑戦するという内容である。
ちなみに彼女は「イエベ春(ウォーム春秋)」の黄味が得意な生粋のイエベさんだ。(←プロ診断)
コスメ&メイク好きなインフルエンサーはどんな風にこの難問を攻略するのか?興味深く見させてもらった。
動画の要旨や気が付いた点をまとめると、
さすが…凄腕インフルエンサー🥳
彼女の意見に共感する方が多いのも頷ける。
『メイクだけでなく髪や服などトータルバランス』を重視したり、
顔面は『ブルベとイエベの間になるような色バランス』になるようにコスメを選んだり、メイクを組み立てている。
苦手なパーソナルカラーメイク攻略のヒントも満載だと感じた。
◉似合わせのポイントは『仕込み』にあり!
で、↑の後にこちらの動画を見たのだが、
「同じコスメでプロ(イガリシノブさん)に半顔メイクしてもらったら全然違う仕上がりになった」という内容である。
本当に違う!
プロ、スゲーわ…(拍手)な案件だがw
これをみて気が付いた事がある。
『ベースメイクの仕込みが全然違う!』
詳しい仕込みは動画を参照頂きたいが、
「もう仕上げ?!」と聞き返したくらいw
『顔の透明感を上げ、丁寧に丹念に顔の色ムラ、粗を消し去る』ことにプロが注力していた事は素人の私にもわかった。
そうやって「色ムラのないツヤ感溢れる顔色」に仕上がったベースはとても綺麗だったし、
その状態のベースならどんなメイクでも顔にキレイに映えるだろう。
たとえ彼女の苦手なブルベの色だったとしても…と思ってしまった。
そう!!
ブルベのオレンジメイクを成功させるには
「仕込み=オレンジメイクの為のベース」
こそ肝要なのだ!
ここをクリアせずしてゴールは無い!
◉問題発覚!まさかの逆転?!仕込み法
以前も取り上げた事があるのだが、
ブルベがオレンジメイクをする時に
「オレンジ」や「グリーン」や「ピンク」色の下地を使う事により、「肌色に馴染みやすくなる」とか「透明感を損なわない」から良いという見解をよく見かける。
で、自分で実際オレンジ系やピンク系下地を使ってやってみたのだが、問題発覚!
完全に「詰んで」しまった…涙
確かに化粧したてはそれなりに効果を発揮している気がするのだが、時間経過とともに肌色がくすんで見えて…。
オレンジも目立たないし、顔色が火照るような…透明感が薄れるような、「オレンジ負け」していると感じる仕上がりに。
一体どうしたらいいのか…
途方にくれていたその窮地から脱するきっかけになったのは、うっかりミスのベースメイクであった。
その日に限って思いきり「ラベンダー」のお粉をパタパタはたいたのだ。
しまった!ミスった!
透明かベージュだった。
と思ったのだが、その日いつもの「オレンジくすみ」をあまり感じなかったのだ。
何なら透明感も損なわれてない気もする。
え???これ何で?
そこで私の推論、仮説を1つ披露したい。
◯生粋ブルベの「血色過多説」(推論)
ご存知無い方もいらっしゃるかもしれないので断りを入れておくと、
私のパーソナルカラーは
【ブルベ冬/1stクール冬、2ndクール夏】
のどこをどう取っても青みが得意で黄味が不得意な生粋のブルベの人である。
こちらのプロの見解からもわかるように、
★青みが得意なブルベ→顔面から色(余分な血色含む)を抜く効果で顔色を映えさせる
★黄味が得意なイエベ→血色をプラスする効果で顔色をよく見せる
という違いがあることがわかる。
つまり、血色を増す効果がある
「オレンジ、ピンクベース」+「オレンジコスメ」は、生粋ブルベの私の顔面では「血色過多」の現象が起こってしまい顔色がイマイチに見えてしまうのでは…?
逆に余分な血色や色を抜くブルベ色のベース(パープルやブルー)で一旦色を抜いておいてから、血色(オレンジコスメ)を新たにプラスする方が結果的にバランスが取れる…という事では?
という事で、手持ちのパープルやブルー系のベースアイテムをやや強めに仕込むと、やはりそちらの方が黄くすみやオレンジ負けをあまり感じずに済んだ。
何なら補色の関係かオレンジが引き立って見える気もする。
もちろん、これはあくまで私の場合だ。
人によっては顔色悪く見えたり、馴染まない方も居るかもしれないが、既存の仕方で上手くいかない場合はこんな逆転の発想もアリではないか?
ちなみに「イエロー」(レモンイエローやライトイエロー)も肌の赤みを軽減し、明るさを上げる効果があるので、これをベースに使うのも有効かもしれない。(私はまだ実験していないが)
特にコンシーラーは良さそうだ。
◉まとめ〜ブルベがオレンジを渋る理由〜
いかがだっただろうか?
今回自分なりにオレンジメイクを試行錯誤する中で、「ブルベさんの中でも不得意なオレンジをスルーする方、諦める気持ち」がわかった気がする。
やはり苦手な色をのせた時の
『顔色の変化、特に時間経過とともに現れる変化』に敏感に気がついてしまう…という事だ。
お若い方はそこまで感じないかもしれないし、気にしない方はそこまで気にしない問題なのだけれど。
プロの診断を受けて自分のベストカラーを知っている場合は、
得意色と苦手色をつけた時を比較して、
昼過ぎや夕方になった頃合いに
鏡をみて「やっぱり何か違う…」と気がついてしまうのだと思う。
(最も他人はわからないと思うけど)
ただ私も含めて、
「何か特別にオレンジメイク対策用の仕込みやベースメイクを施しているか??」と問われた時に、ほとんどの方が
「いつもと同じベースの上にオレンジメイク」
を施しているのではないか?
と予想するのだがいかがだろうか?
もしくは
「そのオレンジメイク対策のベースは本当にあなたに合っているのか?」
今一度、自分の肌と向き合い見直してみる事が重要ではないかと考える。
当たり前だが、プロのメイクさんはモデルさんのパーソナルカラーなど問わずに意のままに様々な色を操る事が出来る。
それは丹念な「ベース作り」の仕事あってこそではないのか?と改めて気づかされた。
苦手な色を纏う時こそ、仕込みは丁寧に。
「急がば回れ」です。
いや〜、ブルベ×オレンジメイクって深いわ。
という事で今回で「ブルベ×オレンジメイク」は完結予定でしたが…申し訳ない。
最後のポイントメイクまで辿り着けませんでした(涙
完結編は次回に持ち越しになりましたが、やるべき事を準備して最後の完成編に挑みたいと思います。
「備えあれば憂いなし」
今回も長文お付き合い頂きありがとうございました。
◉オレンジ対策用ベースメイクコスメ10選
という事で、手持ちにプラスして仕込みたいベースメイク品をテーマに気になるものをいくつかピックアップしてみた。
◯フーミー/キニシーラー(ライトイエロー)、モイストBBクリーム(パール)
上のイガリさんの動画でも使用。ここまで黄色のコンシーラーは他に無いと思います。
パールのクリームも透明感UPの即戦力。
◯ADDICTION/スキンプロテクターカラーコントロール001
水越さんの動画の使用品。他のプロのメイクさん動画でもよく見かけました。私も無色版のは使った事があり使いやすいイメージがあります。UV対策もできるカラー版で改めて。
◯オルビス/スムースキープベースUV
こちらは水越さんの別の動画で使用されておりました。紫外線やテカリなど気になるこれからの季節に良さそうです。
ちなみに、POLAってラベンダー系下地が得意なのですかね?(POLAオルビスは同系列社)
こちら↓もとても良かったです。
お値段だけは手が震えますが💦
◯POLA B.A./デイセラムリキッド
◯アネッサ/ブライトニングUVジェルN
顔をトーンアップすると、他の部位も気になってきます…首とか身体全体をトーンアップ、透明感効果が欲しいとなるとコレは便利でしょう。
◯コパトーン/シークレットチェンジUV
初めて知ったのは去年か?一昨年かのLDK the beautyだったと思いますが、知名度の割に高評価を取っており、今年はカラー版で5色も。
イエローやブルーって少ないから希少。
しかもかなり色の矯正力がありそうです。
◯セザンヌ/UVトーンアップベース、皮脂テカリ防止下地
プチプラで挑戦しやすそう、かつ口コミの評判も良さそうなセザンヌから。UVトーンの方は白色、皮脂テカリは水色になります。
◯イプサ/コントロールベイスe
定番品で結構前からあるし、周りに使っている人が多かった品。この三色ってパーソナルカラー的にもメイク的にもやはり基本の三色なのかなと今回記事を書いていて思いました。
◯ジバンシィ/プリズム・リーブル01
これも水越さん動画で出ましたが、単にそれだけではなく私がずっと気になっている品。
色から滲み出る透明感が凄い…。
プレストも出たのですね。
◯ETVOS/ミネラルUVパウダー(ペールラベンダー)
お世話になっているパウダー。前述した間違えたエピソードに出てくるのはコレw
割とラベンダーがしっかり効くタイプ。セミマット寄りの仕上がりに。
色や質感をいつものメイクにプラスして、
『オレンジメイク』をよりキレイに映えさせる&キープできるベース作りを研究したいと思います。
それではまたお会いしましょう。
(梅雨前には何とかこの宿題を終えないとw)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?