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ニュージーランド55日紀行 31/55 ごきげんの伝染

最近は題名の割に、全くニュージーランド紀行でない内容が続いてしまった。

たまにはニュージーランドのことを書こう。

オークランドでも、そこそこ感じてはいたのだけど、今いる町(クィーンズタウン)に来てから特に、人々のごきげんさに驚かされている。

生活の余裕からくるのかと最初は思ったのだけれど、物価も高いし家賃も高いし、みんながお金持ちというわけではないはず、、、。
(お金持ちそうな観光客はたくさんいる)

何だかあくせくしていなくて、ほのぼのしているのだ。

今日は急に暖かくなり、夏の陽気だった。
それもあってなのか、町中超ごきげんモードだった。

どのくらいごきげんなのかというと、

ごきげん例その1

そろそろオークランドまで、ニュージーランドを縦断しようと思って、バスのチケットを予約しにいった。観光案内的なところなので、フレンドリーな人たちがいるのは想像つくのだが、ごきげんさが半端ない。

大音量ダンスミュージックがかかる店内にて、パソコンでバスのチケット予約作業を進めながら身体を揺らし歌っている。
おかげでね、おねえさん何度日付や時間を間違えたことか。

気が気じゃなくて、談笑しつつも画面上と自分のメモを交互にしっかり確認する私。


店の外を犬が通ると、店員さんたち(男女3名ほど)、「見た?今の犬、見た?ちょーーーかわいい!」と盛り上がる。。。

もうね、この、ごきげんな人たちが、可愛くて仕方なかった。

ごきげん例その2

お洋服のお店では、レジの女性が、嬉しそうに身の上話をお客さんにしている。
店員さんたちが総じてごきげんなのも特徴的。
接客もあんまり熱心じゃなくて、元気ー?みたいな感じで話しかけてくるけれどそれくらいで、お客さんが入ってきても店の奥でのんびりしているような店員さんもいる。

スーパーはニュージーランド人が働いていないんじゃないかというくらい、多国籍。あちこちで、色んな言語が聞こえてくる。

ごきげん例その3

発車時間まで待っているスキンヘッドにサングラス、口ひげあごひげモジャモジャのバスの運転手さん(両腕にはもちろんタトゥー)、運転席でハードロック聞いててノリノリ。ここはバス?それともクラブの入り口?

日本だったら考えられない光景だけど、優しい対応してくれるし、型にはまっていないだけなのだ。

画一的なルールとか、正しさとか、
きれいな言葉を並べるよりも、

ひとりひとりのおもいやりとか、
心からの行動がここにある。

それが人から人へ、伝染しているんだろうな。

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