機能検索から人検索へと言われる時代、魅力ある人間になろう。
特に私は営業をしたり何かを販売したりしているわけではありませんが、この言葉は大好きな西野さんがよく口にしているので覚えていました。
保育の世界ではほとんどビジネス用語などは使わないので全く役には立たないのですが、よくよく考えるとビジネス関係なく今の社会は機能よりも人が重視されるようになっているのかな、と思います。
というのも、人ひとりのできることなんてそうそう変わらないし、慣れればほとんどの仕事はできるようになるもの。(向き不向きはありますが)
そうなった時に、仕事がちょっと早いけど意地悪な先輩と、仕事は少し遅いけどいつも朗らかで明るい先輩、どちらと一緒に毎日仕事したいですか?
私は絶対に後者です。
中には、少しでも仕事の効率を求めてテキパキ動いてくれる人が良いと思う人もいるかもしれませんが、私はどちらかと言うと頭の切れる上司よりも頭の柔らかい上司を好みます。
というのも、人間は常に進化していると仮定して、年寄よりも中年、中年よりも若年層の方が賢くなっていると思うからです。
私たちが学生の頃は学校でしか習えなかったことが、今はネットを開けばすべてわかり、色々な人の意見を自分なりに考察していくこともできる。
昔は物知りと言うだけで尊敬されていたのが、今は全ての人が情報にアクセスできるので、自ら行動したものだけが説得力を持つ。
どんどん賢い人材が出てくる中で、頭の固い上司がいるだけでその会社は時代遅れになっていきます。
人として魅力のある人は、頼りたくなるしついていきたくなるものです。
私も数年前までは、自分の生きてきた狭い世界をすべてと思って自分の思う正解を絶対正しいと信じて疑わず、こだわりの強い面倒な奴だったと思います。
自分の正解を信じることは時には必要なことでもありますが、それによって新しい意見を受け入れられないという障害があります。
私は、自分のこの限定的な考え方によって、周りの人を窮屈にさせ、自分自身を苦しめていたことに気付きました。
自分の人生を振り返ると、私を引っ張り上げて気づかせてくれるのはいつも新しい人との出会いでした。
自分と違う考えを持つ人、今まではそんな人たちを面倒な人たちと思って遠ざけてきた私ですが、海外に行って自分自身がマイノリティになった時、改めて多様性という言葉の意味を理解したような気がします。
確実にこれからの時代は、多様性を素直に受け入れられる人が引っ張っていく時代だと思います。
一人の魅力ある人間になることで、特別な能力がなくても、特別賢くなくても、自然と周りに人が集まってくると思うのです。
まずは自分の人生を充実させること、探究心、好奇心を持ち続けること、いつもご機嫌でいること、私にできることから初めて、また新しく出会った人が新しい世界へ引っ張り上げてくれるまで、ご機嫌で行動していきたいと思っています。
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