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精神障害者は「得意を仕事に活かせる」のか、についての雑感。

6月ごろ、友人たちと最近ベストセラーになった「得意を仕事に活かそう!」的な本を読みながら、自己分析のワークを行なっていた。
何日間もかけてなんとか一連の流れを終わらせた…のだがどうも結果がピンとこない。やり方間違えたのかなあ…。

とりあえず、その本についての感想(タイトルは書かない。作者さんがエゴサする可能性が無きにしも非ずなので)。
そもそも健常者で実績が多い人が作ったツール、自分の成果を何個も言える人、内容のある成功体験が多い人であることが大前提で作られた方法論なのかなーと。
私は障害者で生きている間に残した実績も特にないので上手くいかないわけだ。なんとも。


もし長所を生かして働こうとするなら、まず短所がその邪魔をしないように対処することが必要なのかなと。
例えば、バリバリ仕事できてもちょこちょこ体調を崩して休んでたら、休み多くて困るよね、って感じで短所の印象が上回るだろうし。

あの人短所があるけど長所もあるから…という状態に持っていくためには、欠点が目立たないよう気をつける・継続して働き続ける・実際職場で役に立ちそうな能力を活かしてできることを増やしていく、といったことが大事なのではないかと思う。

まあ、身も蓋もないこと書いちゃうと、自分の長所を活かせる職場で働けること、職場で長所を活かすこと、どちらも職場ガチャ要素が強い。
だから自分に合った場を見つけられたら意地でもしがみついた方がいいんだろうなって。
職場で活かせる能力も業種によって様々だけど、その能力を発揮できる仕事につけるかどうかは、本人の実力次第、というよりタイミングと運要素が強い気がする。

現実的な落とし所として、
①自分の長所(スキルでなくても性格や仕事のやり方とか)を把握する、
②選べる範囲で長所を活かせそうな仕事に何としても就く、
③嫌われないように気をつけつつ休まず勤務して職場にしがみつく、
感じかな。
なかなかハードやな…精神障害者にできんのかこれ…。

自分の価値観や指向性、好きなことはともかくとして、長所や得意なことは仕事に結びつきやすいことと結びつきにくいことがあるなって。当たり前だけど。
長所や得意なことはメインの仕事ではなく趣味や副職(お小遣い稼ぎ)で活かして、そこから仕事に発展させる方が現実的かもしれないな、と思います。

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