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【ドラマ】東京ラブストーリー【大人になってもう一度】

こちら千堂あきほ様の御御足、ですが。

もうわたしも大人になったと言い張って差し支えない歳、38歳でございますし、伝説的ドラマと言い切って間違いないドラマ『東京ラブストーリー』なら、「大人になった今こそ見るべし!」と思いまして。

90年代といえばわたくし小学生。当時母が見ていた東京ラブストーリー。

「かーんち!」と元気に張り上げる赤名リカの姿は、ストーリーなんて全く分かってない、さっきまで公園でポートボールやってた小学生女子の記憶にだってどうしたって鮮明。

鈴木保奈美演ずる赤名リカを見て「こんな女苦手!」とか「すれ違いばっかで好かんな!」とうちのオカンは当時毒を吐きまくりながらも、最終回までちゃんと見届けてた。それはこのドラマが、それだけ伝説である証拠と思う。それまでのドラマとは違う、新しいものがあったんでしょうね、わたしはその辺詳しくないのですが。

とにかく、色々考察するのは苦手だし、細かいこととか原作がどうとか全然知らないので、かなり低次元な感想しか述べられないのですが、とにかくね、うん、かんち。かーんつぃ!!!だめだよ、やっぱかんちが一番悪い。悪いなー、かんち。

実際にこういう男女がいたとして、
リアルにこういう恋愛が繰り広げられていると仮定して、
それをわたしが目の前で見ているとして、
この度いちばんツっ込みたいのはかんち君。キミ!君だよ!

君が好きなのは赤名リカ(鈴木保奈美)か関口さとみ(有森也実)、どっちなんだい!?

右にウインカー出しといて車線変更直前に左にウインカー出して、どっちにしよう?て結局車道の真ん中走っちゃってる感じのかんち。フラフラしてたら他の車にも迷惑だからおやめなさいって。

まず、かんちとリカは本当に付き合ってるて言えるのかい?あれを見て、かんちの彼女はリカなんだからね!って正直言い切れない。

どう見ても、かんちは関口に気持ちがありすぎなんだけど、それをリカの強引さがこっちに無理くり結びつけてる感じよね。かんちがリカに惚れてるような甘いシーンなんてのは一切なくて、だいたいいつも仲が良いんだか悪いんだか、調子のいい言い合いののち、すれ違い、リカの情熱に動かされたかんちがいつも「ごめん」て抱き合う流れ。

これって成立してるかい?どーなんだい!?

また、幼馴染だかなんだか知らないが、かんちに電話しすぎなさとみにも一言申し上げたい。いや、かんち一応、リカちゃんがいるからね?てかおまへは三上が好きなんでないの?遠慮をしなさい!

さとみがひっかき回すの図です。でもね、さとみはわざとじゃないのよ、だから余計に困る。(いや、わざとなのか?顔には出してなかったけどわざとなのか?だったらほんとに悪い女だわぁ〜)

でも結局ね、かんちのリカへの想いが、関口へのそれを上回ることは決してなかったのよね。とわたしは感じましたがいかがでしょうか。

だってね、関口さとみから電話かかってきちゃったらそっち行っちゃうんだもん、かんち。関口さとみに「行かないで」て言われたら、リカのとこ行かないんだもん。これって黒よね。

むしろ最も清々しいのは江口洋介演ずるプレイボーイ三上だね。いや、決して顔がタイプとかそういう、個人的な事情は抜きにしてだ。天に誓ってほんとだ。つれないあきほ様の肩に手を回してしまったけど、さとみのことがよぎってすぐ手を引っ込めたではないか。えらい!えらいよ三上!

むしろリカは三上とくっつけよ!その方がさっぱりしていい感じだ。カンチは最初からさとみしかいないんだよ、と思ってたら最後にさとみとかんちがくっついてた。
これがリアル。

「セックスしよ!」とか叫ぶから、リカの自由奔放さの方が際立ってしまうのだけど、彼女けっこういい女じゃないですか?サラッと許す、必要以上に悩まない、引きずらない、明るい、最後はスパッとロスに飛んじゃう。意外でした。

一度このドラマを見たことある人でも、大人になってもう一回見ると、また全然違う感想をお持ちになる方もいるはず。間違いない!

恋愛の悩みって、いつの時代も変わらないのではないかな。
リカの身の振り方、見習うべきところも多いと感じたわたくしです。

おしまい。


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